2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ昔から気になっていた酒場にいきなり行ってみるのか

仕事仲間と食事。そのあとなんか一軒飲んで帰ろうということで、思いついたのがこの店。むかし修業時代にいた代官山から渋谷への道すがらにあるので、場所も名前も知っているのだが入ったことがなかった。すぐ近くに仲のいい店があったためである。その仲の…

なぜ兵隊やくざはこんなにもリアルなのに娯楽映画なのか

昔見た映画を再び見たくなるという衝動は誰にでもあるのだろうか。 ここのところレンタルビデオ屋に行くと不思議に古い映画を見たくなる。今回は「兵隊やくざ」]勝新太郎と田村高廣の演技が素晴らしい。これって兵隊に行っていた人たちが戦後20年たってか…

なぜぐるぐる廻ったあげくに落ち込むほどドジなのか

富士チャレンジ200というイベントに参加した。 自転車のレースの一種で、ふだんは自動車レースの会場である富士スピードウェイを舞台に、自転車でぐるぐる周り倒す、という粋なイベントだ。お仲間に誘われて7時間耐久というのに参加した。朝の9時から夕方…

なぜロシアのアニメーションからいつまでも逃れられないのか

まだDVDなどマーケットに存在してないころの話。 渋谷の三省堂書店でアニメーションが流れていた。足を止めて、しばらく見入ってしまった。ありきたりな言い方で云えば「釘付け」になってしまった。それはユーリ・ノルシュタインというロシアのアニメーショ…

なぜ家を壊してしみじみしているとむやみに腹が減るのか

家の取り壊しをした。 中学校から結婚して独立するまでを過ごした家である。父が土地を見つけて、そこへ家を建てるあいだも一緒に連れられて通ったし、始まりから終わりまで見届けたことになる。建造物としてはまだまだしっかりしていたし、未練がないわけで…

なぜアローイなタイカレーにカップンクラップなのか

ランチツアーもそろそろ終盤。でも打ち合わせの連続で昼休みがほとんどありません。とほほ。 しかしそんな時の強い味方があります。タイレストランの「沌」THONGです。ここは店内でもおいしいタイ料理を食べさせてくれるのですが、お昼時には外にテーブルを…

なぜきょうも煮物の鉢を眺めてニコニコしているのか

京橋丸の内界隈さよならランチツアー! ←まだやっている。京橋の交差点そばの路地を入ったところにある「太公望」は僕のお気に入り。和食のお店がランチタイムも営業、というこの界隈の古典的スタイルなのだが、老舗がつぎつぎと店をたたんでいる昨今、貴重…

なぜデミグラソースと半熟卵の混ざり合った皿を未練げに撫でているのか

京橋界隈のホワイトカラーが集う場所といえば、ご異論もおありでしょうが明治屋地下にある「京橋モルチェ」です。 とにかく古い。戦前から建っている明治屋ビルの地下、銀座線への入り口を入っていくとサンプルの並んだウィンドウがあり、むかしの「ハイカラ…

なぜ拓郎のコンサートを見ながらつまらぬことで感心しているのか

昨夜の土砂降りといい、天気がさえなくなったら急に涼しくなった。いきなり長袖のタートルネックシャツで出かけたが汗もかかない。コートの種類を替えたら真冬の装いだ。寒がりなのでいたしかたない。仕事に行くときも家にいるときもあまり変わらない格好を…

なぜ今更金貸しというビジネスを知ってビビるのか

「下流喰い」という本を読んだ。 消費者金融の実態を書いた新書である。「ラララ♪むじんくん」のTVCM以来サラ金は恥ずかしくないことになってしまったのかもしれないが、その風潮の行き先がこれだ。金利の高さも恐ろしいが返す能力以上に貸し付ける「営業努…

なぜ運動会の応援席は全校リレーで熱くなるのか

小学校の運動会のプログラムは日本のどこでも同じようなものだろうと思う。徒競走、綱引き、玉入れ、ダンスにリレー。大玉ころがしや借り物競走というのもある。いったいいつ頃からこういうメニューが定着したのだろうか。やはり文部省とか、師範学校とかで…

【Apple Life】なぜ古いものは古い記憶を掘り出してしまうのか

Appleと出会ったのは1988年だと思う。友人のアメリカ人が故郷へ帰るというので、彼の持っていたMacintoshを譲り受けた。SEという機種で、先行機種だったPlusにハードディスクを組み入れたり、メモリを増やしたりできるようになった当時の最新機種だった。店…

なぜはてなダイアリーのカテゴリーが選べなくなっているのか

不思議なことにはてなダイアリーを書くときに当然現れるべきカテゴリーのプルダウンメニューが表示されなくなってしまった。書き込めばいいのかもしれないが、面倒なのでそのまま正常化を待つことにしよう。 居候の身なのであまりうるさいことを云うわけもな…

なぜ麻布をうろうろしながら風街ろまんを口ずさんでいるのか

所用があり麻布へ出た。早く着きすぎてしまったので街を歩いた。 僕は東京生まれとは名ばかりの多摩育ちなので、麻布界隈は何も知らない。当てもなく、ぶらぶら歩く。二の橋は現在工事中だ。人間は渡れるが車は通れない。昔は麻布絶口釜無村と落語に出てくる…

なぜ牡蠣フライをもとめてデパートのエレベーターに乗るのか

もう牡蠣フライの季節なのである。 銀座で牡蠣フライといえば松坂屋お好み食堂「蘭」を忘れるわけにはいかない。 いい意味で、時代の変化に取り残されたようなデパートの食堂だ。お客も年上ばかりで若い人に会った試しがない。たとえて云えば池波正太郎が現…

なぜ家族でのんびりのだめカンタービレを見ているのか

テレビを見る習慣がほとんど無いのだが、所用があり会社を休んだものだから家族そろって夕食をとり、テレビドラマを見るという珍しい月曜日である。かねてより評判の少女漫画「のだめカンタービレ」がテレビドラマされるというので楽しみに見た。上野樹里と…

なぜ練習でうまくいくところが本番では駄目になるのか

純粋な道楽としてクラリネットを習っているのだが、同門のコンサートがあって出る羽目になった。 音楽という道楽は不思議なもので、いい音楽を聴いているうちに自分でもやりたくなる。もちろんいきなりやってもまともな音楽になるはずもなく、見よう見まねで…

なぜほていさんのアンコウ鍋で親爺四人が温和しくなるのか

旧い友達との集まり。月島にあるアンコウ鍋の店「ほていさん」。有名な店で、冬のアンコウ鍋は特に人気がある。ふつうは二ヶ月前からでないと予約もできないという話。夏に行ったときには海鮮づくしのコースだった。それはもう美味しくて量もあって大満足だ…

なぜ特上ロースという響きにダイエットはかくも脆いのか

朝はきちんと伝統的なあさごはんを食べるようにしている。 昼は炭水化物を摂りすぎないようにしている。 おやつなどの間食は控えている。 夜は8時までには食事を済ませるようにしている。 夜遅く帰ったとき空腹でも食べないようにしている。 平日は帰宅した…

なぜ若い話題について行けなくても楽しいなあと思うのか

仕事関係で打ち上げ。 打ち上げって飲み会のことだけど、結婚祝いや退職ご苦労様や新スタッフ加入のよろしくや、いろいろ入って忙しい。とりあえず出てくる料理を平らげて、ビールを飲んで得体の知れないワインを飲んだ。気心のしれた人々と飲んでおしゃべり…

なぜ立ち食いそば屋で大勢の紳士がうなっているのか

きょうも京橋丸の内界隈さよならランチツアー。←そういう名前になったらしい。 京橋で有名な立ち食いそば屋と言えば「恵み屋」であります。この店についてはいろんなところで書かれているのでそちらを読んでいただきたいが、この界隈でここに匹敵するそばを…

なぜ美しい光の中にいても憂鬱な時間は訪れるのか

代々木公園で静かなひととき。 公園のケヤキは明るい日差しを受けて、緑と黄色の網点をつくり、日だまりを美しく照らしている。 池のほとりには子供連れや犬を連れた人々が集まり、平和な時間が流れている。気がつけばすぐそこの半島では核爆発の愚かな実験…

なぜハセツネのエンデュランスレースは報道されないのに凄まじいのか

武蔵五日市という駅は五日市線の終点である。 行き止まりの向こうには奥多摩の山々が聳えているが、そこを80kmも走って24時間以内に戻るというイベントがある。アルピニストの長谷川恒夫の名を冠したその大会を、見物に行ってきた。 スタートの五日市中学の…

なぜ颱風のあとの空気は澄んで心の中まで光を届けるのか

十五夜は雨だったけれど、今日は快晴。特に黄昏時の空は見事。フラスコ画のようなブルー。振り返れば西の空の雲に赤い光が映って、それも美しい。以前、バンコクから東京に帰る飛行機の中から観た夕焼けは青い絵の具の種類が明らかに違うもので、数十分の間…

なぜついついシャバダバダ〜♪と鼻唄を歌ってしまうのか

凄い雨と風で、傘が「おちょこになる」というのを久しぶりに経験しました。クロード・ルルーシュの「男と女」をDVDで手に入れたのでさっそく見る。昔、テレビの洋画劇場で見たときにはカッコいいけれどよく分からない映画だと思ったのだが、あらためて観てみ…

なぜスプーンを握り締めて「のっとぎるてぃ」と呟いているのか

「12人の怒れる男」という話がある。 アメリカのある地方の裁判で殺人を犯した少年が裁かれている。その陪審員たちが裁判の評決をまとめようとする。最初はほぼ全員が有罪だと決めつけていたのに、たった一人無罪を主張する陪審員がいる。彼に説得されるかた…

なぜ今日もどんぶりを抱えて目を細めているのか

なんだか連日食べ物のことばかり書いている気がする。これではまるでグルメblogのようだ。意地汚い、食い意地が張っているのを今更隠すつもりはないが、インチキ評論家のように見られるのは本意ではない。どこに本意があるのかと問われれば答えに窮するが、…

なぜ懐に余裕が無くても昼飯には手を抜かないのか

京橋「雲楼」のセロリチャーハンを久しぶりに食べる。セロリがどっさりのっていて、うまし。五目焼きそばは、底のところが揚がっていて、かりかりして美味である。この店はランチは全品1200円。ちょっと高い。でもうまいので来てしまう。カレーも有名らしい…

なぜひとりでマジスパへいき大汗をかいているのか

どうにもこうにもしまりのない一日だった。気分を変えたくて、遅い時間だったが外食することにした。思いついたのは、地元、下北沢のマジックスパイスだ。何度か訪れているのだが、いろんな人がいうようにスープカレーの虜になる、ということもなく、「珍し…

なぜ渋谷公園通りの雨は昔の風景を思い出させるのか

何となく出かけたら、急に雨になった。 天気予報も聞いていなかったのだが、雲が厚くなってきたなあと思ったら、降られてしまった。渋谷の公園通り、人はたくさん。傘を持っていなかったので、手近な店で折りたたみ傘を購入。たいした雨ではないのだが、濡れ…