2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜラーメン屋さんで料理を待ちながらコルトレーンを聴くのか

先週、髪を切りに自由が丘まで行き、その後で評判を聞いて「いちばんや」というラーメン屋さんへ行った。 地下のお店は、カウンターだけで10席くらいの小さい店。自販機で食券を買って列に並ぶ。食べたのは三年熟成醤油三種入りラーメン (980円)。 三年熟…

なぜ「秘密の本棚」を読んでいる時間はかくも幸せなのか

自分がとても例外的に幸運な時代に生まれたと思うのは、手塚治虫以降の漫画の歴史を少年期から見る事ができたからだ。手塚治虫という太い縦軸を中心として、その惑星群であるトキワ荘グループ、対抗勢力としての劇画グループをかろうじて実感できる世代だっ…

なぜいまごろ名著を読んで感心しているのか

『情報の文明学』(中公文庫 1999年)を読んだ。読みながら、どうもどこかで読んだ事がある、と思ったら雑誌「広告批評」で大昔に特集された論文集に、肝である部分が入っていたらしい。1980年代の事だった。現在置かれている状況をテレビの黎明期に既に予言…

なぜ万年筆の話の続きがノートの話になるのか

昨日の続きでノートの話を書こうとしていたら、書いている途中で消えてしまった。はてなに越して以来の出来事で驚いた。さっきは詳細を書いたのだが、二度も同じ事を書くのは面倒だ。 無印良品のノートの事だけ書いておこう。仕事用に愛用しているダブルリン…

なぜ万年筆のインクを買って来てはがっかりをくりかえすのか

万年筆は、憧れだ。僕はもともと筆圧が強いので、万年筆に向いていない。その性能を生かせない。筆の入りと止めとハネが、どれをとっても美しくない。で、諦めているのだが時々、憧れというか邪念というか、万年筆を衝動買いをする。衝動買いできるくらいだ…

なぜ子どもの頃の記憶がよみがえる場所がもはや史跡なのか

昨日はバンドの練習で府中へ。なんとも練習不足で他のメンバーには申し訳ない事です。昔みたいに毎日吹ける日々があったら、もうすこしまともになるのだろうか?それでも朝から夕方まで練習して、最後はへとへとに。府中の駅まで帰って来たときに、昔済んで…

なぜ神保町を歩いていると時間の感覚がなくなってしまうのか

家族に付き合って神田神保町へでかけた。古書街をうろつくなんて久しぶりだ。なんだか楽しい。古書店の中には、入ったら二度と出て来られそうな妖しい雰囲気の店もあるね。 ひと休みしようとスヰートポーズへ。ここも久しぶりだあ。名所だけあって飯時でもな…

なぜ三浦半島をぐるりとまわるだけでさまざま幸せなのか

気がつけばもう10日。ゴールデンウィークもおしまい。7.8日は出勤していたので大連休ではなかったものの、気分的には連休だったなあ。いろいろ遊べたし、リフレッシュできました。昨日はお仲間に誘われて三浦半島一周のサイクリングへ。総勢10名の楽しい集い…

なぜ端午の節句は金時山の金太郎さんにご挨拶にいくのか

泊まりがけで箱根の温泉へ。端午の節句は、箱根は金時山の中腹にある公時神社の例祭である。平安時代の武将、坂田公任の幼名は金太郎、つまりは金太郎さんのお里なのである。こどもの日に金太郎さんという組み合わせに何の無理もない。無理もないと思う。単…

なぜ府中から運ばれるビールは友情の味がするのか

友人たちが集まって恒例のBeerParty。いい天気でリビングの大窓を開け放って大宴会。総勢14名+子どもたちのにぎやかさで、ご近所に申し訳ないです。生ビールを昨年からプレミアムモルツにしたんだけど、これがとても美味しい。サントリーって長い間ビール作…

なぜ清志郎の歌を聴くとあのころの自分を感じるのか

忌野清志郎死す。昭和の東京で、高校生だったすべての者はあなたの歌を忘れないよ。 市営グランドの駐車場も、校舎の屋上も、あれから特別な場所になった。「帰れない二人」が聴きたい気分。 数年前、撮影の立ち会いに無理矢理同行して、清志郎さんの後ろの…

なぜ六本木の回りをうろうろすると不思議な風景に出会えるのか

自転車通勤には最善の季節だなあ。若葉がきれいで、寒くなく暑くなく、汗もほとんどかかない。この季節に自転車に乗り始めると、間違いなく自転車が好きになるね。夜の六本木ヒルズを通ったら若いお嬢さんたちがなにやら列をなしている。光る壁の前にいるの…