2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ赤坂のホテルは静かに解体を待つのか

赤坂を自転車で通った。 丘の上のホテルが解体の準備中だ。 キャピタル東急というよりも 東京ヒルトンという言い方の方がしっくりくる。 ホテルニュージャパンはもちろん、山王ホテルもとっくにない。 赤坂の昭和も終わっていくのだなあ。

なぜiPodのイヤフォンを探しに有楽町までいくのか

娘のiPod用イヤフォンが壊れてしまった。で、僕のを渡してしまったので自分用のを探すことにした。はじめはサードパーティから出ているのを買おうと思っていたのだが、帯に短し襷に長しとはこのこと。ノイズキャンセラーとか、大きいのでないとまだ欲しい段…

なぜ二月なのに春が待ち伏せしているのか

沈丁花は油断のならない花である。ああ、寒いとぼやきながら角を曲がろうとすると、そこに春の香りがある。沈丁花が咲き始めているのだ。まだ二月なのになあ。例年なら降った雪を道路の隅によけた固まりが、薄汚れた、世をすねた感じでしゃがみ込んでいる時…

地下鉄の駅にケロリンのポスターがあった。

なぜ東京マラソンのおかげでアメンホテップの時代に思いをはせるのか

大雨の中、東京マラソンが行われたそうである。ごくろうさまです。マラソンのコース沿いは交通規制が厳しいということだったが、用事があって出かけた渋谷はコースから外れていたらしく、車も人も少なくて、そのあとで科学技術館のある北の丸までも15分も…

なぜ新世界の第二楽章で歌いまくってゴキゲンなのか

定期演奏会が無事に終わりました。今回は大先生の追悼公演でもあったので、記念碑的な作品の「新世界より」を演奏しました。なにしろ総員20名程度のブラスバンドであり、それもOB/OGだけの弱小楽団であるのだから限界は分かっています。楽器も吹く人も足りな…

なぜシャープペンとボールペンを組み合わせただけでハラホレなのか

ゼブラからシャーボXという文房具が出ていた。 http://www.sharbo-x.com/シャーボは昔、よく使っていたなあ。まだ、どこかにしまってあるかも知れない。軸を回すとシャープペンとボールペンが交互に繰り出されてくる、ちょっと高級感のあるペンだった。 新し…

なぜ小説を読んで記憶の隅にあったあったものがぞろぞろ出てくるのか

奥田英朗の「東京物語」を読んだ。 ほとんど同世代の男の子が名古屋から東京に出てきて浪人して大学に入って大学を中退してコピーライターになってという話で、自伝的なものらしいが、これがじつに同時代的で共通項がいっぱいある僕はかなり面白く読んだ。あ…

なぜ演奏会が近づくと他の雑事が忙しくなるのか

もうすぐ定期演奏会がある。 今回の曲目はドボルザークの交響曲第九番新世界より。 好きな曲でもできるとは限らない。昔やった譜面でも正確に読めているとも限らない。それでも無謀にもやるのである。聴きに来る人よりは、舞台でやる方が気が楽だ。もうポス…

なぜ安ワインはラベルがいいものほどうまいのか

ワイン通ではない。 でも美味しいワインは好きだ。 外食を重ねる財力がないので我が家で食う飯を良くしたいと思う。で、週末の夕食はステーキにした。和牛の良さそうなところがセールになっていたのでついつい買ってしまったのである。電気のプレートで、台…

なぜ大手町まで出かけて前島密に感心しているのか

大手町に「ていぱーく」という施設がある。昔の逓信博物館である。名前は変わったが、中身は昭和から変わっていない。恐ろしく、古くさい。裏手の国際郵便局も閉館して取り壊しを待っている様子だが、おそらくここも長くはないだろう。でも娘は大喜びで、郵…

なぜモノクロ写真で無くなるものを追いかけたくなるのか

東京オリンピックから高度経済成長、バブルと経てきた経験から言えば、街とは変わるものである。古いものが無くなることの寂しさはもちろんあるけれど、「その先」を見たいと思う気持ちの方が実は強い気がする。知らない若い人に自慢もできるしね。とはいう…

なぜ墨攻を封切りで見てぶつぶつ言っているのか

映画館でアンディ・ラウの「墨攻」を見た。もともとは小説が原作の、ビックコミック(オリジナルだったか?)の連載漫画だった。連載当時、かなり気に入って毎号楽しみにしていたので、今回の映画もかなり期待していた。感想は「面白いけど、わかりにくい」…

なぜ21世紀になってカノッサの屈辱を見るのか

カノッサの屈辱という深夜のテレビ番組が、昔あった。内容は世の中のマーケティングの実態や歴史を、教育番組仕立てのパロディにしたもので、ファーストフード業界とか、今でも憶えているような傑作がいくつもあった。歴史を語る言葉が、それこそ高校時代に…

なぜC&Cのカレーを食べると古い映画の味がするのか

空腹を満たすためだけの食事はすまい、と決めているのだけれど、空腹になるとその決心も揺らぐ。いとも簡単に揺らぐ。空腹を満たすためだけの食事とは何か、というと「興味も関心もない店のラーメン」とか「牛丼」とか、まあ、そういった炭水化物の固まりの…

なぜ立春を迎えてもぜんぜん雪を見かけないのか

今年は雪が全然降らないなあ。いつもなら今頃何度かは雪景色を写真に撮れるのに。電車が止まったり雪かきをしなければならなかったりするのは鬱陶しいことではあるけれど、あるべきものがない気がしてそれはそれで落ち着かない。今日は娘をお稽古に連れて行…

なぜ代官山の電話局は用もないのにお洒落になるのか

久しぶりに、ほんとうに久方ぶりに代官山の街へ出た。 びっくりしたのは八幡通りの電話局が無くなって、ブティックとカフェ付きのコンビニになっていたことだ。よく見ると建物自体はそのままなので、電話局の機能も残っているのかも知れないが、それにしても…

なぜ天狗殿が遠慮しながら豆を撒いているのか

下北沢は恒例の天狗祭りだ。 以前と違って撒く豆の数が少ない気がする。後かたづけが大変だからと無粋な文句を付ける店が増えたのだろうか?道路が真っ黄色になるほど撒いてくれないと天狗祭りの気分が出ないぜ。

なぜ早く仕事を終えた日に遊ぶことができないのか

忙しいうちに一日が終わる。 出先から会社に戻る気がせず、映画でも見ようかと調べてみるが、近くでは目当てのものをやっていない。あきらめてそのまま帰宅したので7時過ぎには家で夕飯を食べていた。そんな希なタイミングに思いがけず父親の友人から電話を…