なぜぐるぐる廻ったあげくに落ち込むほどドジなのか

versaloft2006-10-29


富士チャレンジ200というイベントに参加した。
自転車のレースの一種で、ふだんは自動車レースの会場である富士スピードウェイを舞台に、自転車でぐるぐる周り倒す、という粋なイベントだ。お仲間に誘われて7時間耐久というのに参加した。朝の9時から夕方4時まで7時間、サーキットをひたすらぐるぐる回る。もちろん一人ではなく交代で廻る。ひとり三周ごとと決めたので一回30分ほどの持ち時間である。
お仲間はみな早い人ばかり。それだけでも場違いなのだが、僕はペダルも替えたばかりという付け焼き刃である。それでも廻るだけなら何とかなるだろうと考えたが、甘かった。まず、スピードが出すぎて怖い。下りのカーブを50km/hオーバーですっとんでいく。とてもついていけない。そればかりかチェーンがはずれまくって難儀した。復帰しようとコースに出たらまたまたチェーンがからんで急停車。がっしゃーん。クリップペダルなのであっさり落車した。ああ、痛い。
自転車は持ち込みの「猫に小判号」と借り物の「最新軽量scott号」の二台あったので、二回目は勝手の知れた「猫に小判号」で出た。なんとかいい感じで完走。リレーを後につないだ。なんだ俺もやるじゃないか。ははは、と笑っていたら最後にまた順序が廻ってきた。今度は調整してもらった「超軽量Scott号」だ。うーむ、こんどは軽快。チェーンも落ちないし上り坂も楽に登れる。よしよし、と走っていてとんでもないことに気がついた。顔から血が引いた。

あ、さっきセンサーつけないで走ってた・・・。

センサーというのは自転車を個別に識別する機械で、フロントフォークに取り付ける。このセンサーで周回のタイムを計測しているのである。つまり付けないで走ったと云うことは「寝ていたも同然」なのである。

どうにか最終周を走ってゴールした。お仲間に告白すると、全員に呆れられた。情けない。
それはさておき、朝は雨だったのに開会式から終了までは青空さえ覗く天気に恵まれ、有り難いことでありました。僕はレースには向いていないが、晴れ男の一人としては役に立ったのだといいなあ。