音楽

なぜ演奏会の翌日は漬けすぎたキュウリのようにへなへななのか

昨日は帰るなりへとへとで気絶してしまい書き込めませんでしたが、仲間とのアンサンブル、初めてのコンサートでした。府中の新しい施設、というから何かと思えば昔の市民会館を改装したもんでした。もう40年近く前にこけら落としに来た気がする。老朽化し…

なぜマーラーを聴きながらウィーンの想い出に浸っているのか

サントリーホールへ、都響のコンサートに出かけた。 演目はマーラーの交響曲第八番。いわゆる千人の交響曲であります。 指揮者はインバル! インバルでマーラー聴くなら本望じゃありませんか。というわけで本当に千人いるのか数えた訳ではないので知りません…

なぜ遠藤賢司を聴くと高校生の頃の自分を思い出すのか

ティーンエイジャーの頃の愛聴盤を取り出して聴く。 とてつもなく切ない。当時は麓でこれから登る山を見上げて、不安でたまらない気持ち。今ではさらに絶壁のテントで吹雪にさらされながらそれを振り返って思い出している。そんな気持ちだ。つまり、当時はこ…

なぜ音楽を聴くと何十年も昔の自分に戻ってしまうのか

もういいかげんいいオヤジになっている自分を知りつつ、ぼんやり音楽を聴いていると昔の自分と同じ自分がいるのに気づく。それなら鏡を前にして変わり果てた我が身を見つつ聞けばそんなことはないのかも知れないが、それではつまらない。桑田佳祐さんの歌声…

なぜ仕事が始まると書きそびれていたコンサートの話を書きたくなるのか

カウント・ベイシーというスイングジャズの大御所がいた。カウントベイシー・オーケストラというビッグバンドを率いて活躍し、数々の名曲と名演奏を遺し1984年に亡くなった。79歳だった。 もしも無人島に行くのに一枚レコード(!)を選べと言われたら、ベイ…

なぜ今夜はamazonでティルオイレンシュピーゲルの愉快な悪戯が売れまくると思うのか

港北ニュータウンと云うところに初めて出かけた。ほんとうはIKEAというスウェーデン家具屋さんに行く予定だったのだが、トイザらスに行く約束を次女としていたのを想い出したので先にそちらへ。どちらも近所ではあるはずなので。ところが道に迷ってしまって…

なぜきょうもテレビを見て本筋と関係ないところで感激しているのか

なんとなくテレビを見ていたら松本清張の「点と線」をやっていた。ビートたけし主演の推理サスペンス、というにはあまりに古典的だけれど、やっぱり名作ですね。テレビドラマとしても、丁寧に作ってある気がします。推理と云うより、犯罪のシナリオを解きほ…

なぜオヤジになると自分がとちった自慢話をするようになるのか

先日の演奏会の話。演奏と言ってもステージではなく、大広間の片隅に陣取って演奏したのでした。いわば余興であります。曲目はメンバーに合わせてアレンジしてもらったものばかり。「世界に一つだけの花」「さくら」「いつも何度でも」「一晩中踊りたい」「…

なぜ芸術の秋なのに芸術にほど遠い音を鳴らして悪戦苦闘なのか

来週が本番なので、週末は二日ともバンドの練習でした。バンドと言っても、この前までのブラスバンドは一応のけじめが付いたので解散してしまい、その残党で始めた極々ちいさなアンサンブルです。編成が小さいと譜面はないし、演奏できる曲も限られる。幸い…

なぜバーゲンのチャーリーパーカー10枚組セットボックスでご機嫌なのか

チャーリー・パーカーのCD-BOXセットをHMVで購入した。輸入盤CDを二点買うと25%OFFというバーゲン価格で、10枚組が驚く無かれ1449円だよ。騙されたと思って買ってみたが、これは凄い。チャーリー・パーカーのコレクターには申し訳ない気持ちです。これに反発…

なぜクラリネットは難しいと分かっちゃいるのにやめられないのか

クラリネット教室の発表会。 へたくそでも人前で演奏する。これが音楽だ、というわけでつきあってくれた皆様にはお詫び申し上げます。グループレッスンのクラスはグループで、僕は個人クラスなので先生のピアノ伴奏で演奏しました。ちいさなホールなので緊張…

なぜオーケストラを聴きながらいらない心配をしたくなってくるのか

録画しておいたNHK教育の「オーケストラの森」を見る。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏でホルストの「惑星」から。美しい演奏であります。日本のオーケストラってレベルが高いと思うんだけど、演奏家達が食べていくのは大変ではないだろうか。…

なぜ日曜の朝早くから雨の中を傘を差してのこのこ出かけていくのか

久しぶりにバンド練習。寄せ集めの、譜面も不自由な小編成バンドだが、オヤジだけのアンサンブルなので、遠慮もないし練習しても話が早い。雨の中、楽器をぶら下げて行く。車を使わないのはもちろん魂胆があるからだ。朝から夕方まで練習したあとは、ビール…

なぜ真夜中のジャムセッションを聴いて元気が湧いてくるのか

ライブはいい!って唐突ですみません。 会社の人がライブに出るからというので覗きに行ったら、これが素敵だったと言う話。もともとペット吹きだというのは聞いていたのだけれど、そのセッションを聴いたのは初めてで、たいそう感心しました。うらやましかっ…

なぜ唄の文句に様々な思い入れを持って生きているのか

阿久悠が逝ってしまった。この作詞家に特別な思い入れがあるかと言われればそうでもないのだけれど、作家としての力量は尊敬に値する。ピンクレディーや沢田研二の一連の作品はとんでもなく優れていると思うし、好きな曲もたくさんある。中でも「本牧メルヘ…

なぜ宅急便が届いたら日がな一日オーディオの前に座り込んでいるのか

amazonからPaul WilliamsのCDが届いた。JUST AN OLD FASHIONED LOVE SONGというアルバムだ。ポール・ウイリアムズは有名なソングライターで、俳優でもある。優しい声の、雰囲気のあるいい歌い手である。FM番組サンデーソングブックで5月に特集された時に気…

なぜ一人でぶらぶらするのが好きなのに人恋しくなるのか

望んでしたことはないが、一人旅ってキライじゃない。食事をしたいときにすればいいし、見たいものを見ればいい。我が儘である。でも、食事の時の孤独感はたまらないので、食事をしなくなる。ホテルのレストランで食べていると、そんな雰囲気を察してマネー…

なぜiPodを聴きながらだと耳かきが使えないのか

iPodの調子が悪くなって、画面に充電中のサインが出たままになってしまった。ふつう充電中には電池の絵が出て、それがアニメで動いているのだが、止まったままなのである。電源から外すと表示は消えるが、聴こうとしてもリンゴマークが表示されて、すぐ消え…

なぜ仕事で移動中に竹内まりやのCDを買っているのか

まりあ、か、まりや、か分からなくなる僕を許してください。大学生の頃、山下達郎や南佳孝を聴き始めていたのと同じ時期に、テレビに出てきたのが竹内まりやだった。友人の家に行くとLPがあって、ああおしゃれな女子大生とはこういうものか、と感心するよう…

なぜウラッハのクラリネットはタイムマシンなのか

ページのデザインを変えてみました。飽きっぽいので。CDを選ぶときの重要な要素はジャケットだ。いわゆるジャケ買いだが、経験からするとほとんど的中する。ジャケットデザインの趣味がいいものは内容もすこぶるよい。逆はあるかも、ジャケットがダサくても…

なぜ明るいギターの音色は休みの気分によく似合うのか

連休も明日で終わりかあ。今日は朝からお墓参りに出かけた。天気も崩れず、道路も空いていて終始スムーズでけっこうである。こんな日は昔の脳天気な時代の音楽が聴きたくなる。Joyce Coolingは当時の音楽シーンでは珍しい女流ギタリスト。CAMEOのジャケット…

なぜ細野晴臣の唄はいつ聴いてもいつまでも飽きないのか

細野さんが最近また唄いだしているらしい。下のアドレスはそんな細野さんの曲をいろんな人が唄っているアルバム。まだ買ってません。深夜まで働いていたらAppleさんがiTune のストアにあるよと呑気にもメールで知らせてくれました。でもあそこじゃアルバムは…

なぜいまさらフルトヴェングラーを聴いて感心しているのか

幻冬舎から出た新書「カラヤンとフルトヴェングラー」中山右介を読んだ。 感想、すっごく感心した。ナチスドイツの時代から戦後にかけて、ドイツが、オーストリアが、ベルリンが、ウィーンがどうだったか不勉強で知りませんでした。この本ではその様子が音楽…

なぜいつまでも坂田晃一の作品集を待ちわびるのか

年齢を重ねると同じ話をくどくど繰り返すようになるのは知っていたが、自分がそうなっていくのは愉快である。前にも書いたかも知れないが、坂田晃一の話。70年代の日本テレビでドラマの主題歌を書いていた作曲家です。そう書いてしまうと過去の人のようで失…

なぜ1950年代のjazzにはちょうどいい感じのお洒落があるのか

家に帰り着いたらamazonからCDが届いている。なかなか入荷しないので忘れていたjazzボーカルだ。もうすでに深夜だったが、お茶を沸かして、さっそく聴いてみた。The Pat Moran QuartetというグループのWhile at birdlandというアルバムである。 リーダーのピ…

なぜ下北沢の片隅でアンデアウィーンの幻を見るのか

映画「アマデウス」をハードディスクに録画したので、繰り返し見ている。いい映画だなあ。放映されたのが完全版だったらしくて前に見たことのないシーンがある。新鮮。ホントかどうかはともかく、サリエリがモーツアルトを殺したという説はこの映画のオリジ…

なぜiPodさんのシャッフル機能にはいつも泣かされるのか

仕事を終えての帰り道、iPodから「Carry on」が流れてきた。C.S.N&Y.(クロスビー、スティルス、ナッシュ・アンド・ヤング)は大好きだ。高校生のころ、友達の家の巨大なステレオ(当時はみんな巨大だったんだけど)で聴いて以来、Dejavu(デジャブ)は愛聴…

なぜ新世界の第二楽章で歌いまくってゴキゲンなのか

定期演奏会が無事に終わりました。今回は大先生の追悼公演でもあったので、記念碑的な作品の「新世界より」を演奏しました。なにしろ総員20名程度のブラスバンドであり、それもOB/OGだけの弱小楽団であるのだから限界は分かっています。楽器も吹く人も足りな…

なぜオーケストラの音を聴いて心がじんとしてしまうのか

茂木大輔さんはN響の主席オーボエ奏者だ。有名な人であるので知らない人はいないと思うが、もし万が一知らない人は検索すればすぐ分かるのでよけいな解説はしないのである。この人のオーボエは素晴らしい、のかどうかは実はよく分からない。生演奏をちゃんと…

なぜ終電で帰ってきて酒を飲みながら山崎ハコを聴いているのか

年末年始に録画したTVを酒のつまみに見ている。ダラダラできてうれしい。今夜見たのはフォークの達人という番組で、山崎ハコの番組だ。山崎ハコはデビュー当時、林美雄のパックインミュージックで聴いて以来のファンである。もちろん不真面目なファンなので…