日々これ好日

なぜ温泉巡りをしているだけなのに美味しいものに巡り会うのか

温泉旅行の続き。宿を出た後は、再びバスに乗り桃源台へ向かう。芦ノ湖へ向けて山をぐるりと回り込むコースだ。車窓からの眺めもなかなかいい。桃源台からはロープウェイに乗り込む。これに乗るのは初めて。お客も多いけれど10人ちょっと乗れるゴンドラが…

なぜ温泉に出かけてはビールを注文し続けるのか

箱根に出かけて温泉ざんまい。もちろん行きも帰りもロマンスカーである。いつも書いてしつこいようだが、これなら渋滞なし、生ビールあり。費用的にも4人家族全員で往復して一万円ほどだからクルマで行くのとあまり変わらない。なによりらくちんである。箱…

なぜ一万キロの彼方から自転車通勤の記憶がやってくるのか

ああ、連休なんだなあ、とやっと想い出すようなゴールデンウィークです。そんな谷間の月曜日に自転車で出社しようとしたら、なんだかいつもと様子が違う。よく見ればスピードメーターや距離計を兼ねたサイクロメータの画面が消えている。電池切れらしい。そ…

なぜ今日もいい歳して自転車通勤でルンルンと走っているのか

今週は久しぶりの自転車通勤。 2001年の4月に始めてからもう7年もやってることになります。 はじめの頃は一週間に5日!とか乗っていましたが、最近は一ヶ月に10日のればいいほうで、かなり緩い自転車ツーキニストになっています。通近距離は12キロ。片…

なぜ真夜中に帰ってきて興奮しながらビールを飲んでいるのか

例に寄って、僕が家族の寝静まった真夜中の我が家に帰ってきたと思いねえ。 いつもの通り、手を洗いうがいをして、冷蔵庫からビールを取り出す。テーブルの上に郵便物が置かれているのもいつものことだ。その中の一通が何やら不穏な雰囲気を醸し出している。…

なぜ「祖国」をiPodで聴いてはしみじみしているのか

前にも書いたと思うけれど岡本おさみアコースティックパーティというCDは素晴らしい。 作詞家の岡本おさみの曲を、吉川忠英の編曲とギターで聴かせるCDである。どれもいい曲ばかりなのだが、「祖国」という吉川忠英自身が歌っている曲が好きだ。シンプルな曲…

なぜ冷たい風に吹かれながらも楽しい一日にニコニコするのか

バンド練習に府中へ出かける。 外気温は10℃と、春とは思えぬ寒さである。ちょっと大げさかと思いつつダウンを着て出かけたのだが、ちょうど良かった。特に夕方は冷たい風でふるえあがってしまったもの、薄着では風邪を引いてしまったかもしれない。朝から…

なぜ写真の材料が足りないのにblogを書こうとするのか

叩き付けるような雨の音で目が覚めた。東京は大雨であった。しかも春の嵐である。用事があって高尾山の麓まで出かけたのだが、難儀だった。風が強くて傘をさすのもままならぬ。ズボンをびしょぬれにして歩くのはみじめな気分だ。 これでは残っている桜も落ち…

なぜ朝から出かけて美しい東京の一日を楽しむのか。

簡単な朝食をすませて、青山まで墓参り。青山墓地の桜も真っ盛りだ。人が大勢出ている。が、それも桜並木を中心にした遊歩道のことで、墓地の中はさして混んでいる訳でもない。祖父らのお墓の後ろの桜の木も満開だ。むろん借景である。ありがたいことである…

なぜ花粉の季節は光がきれいで写真好きは悔しいのか

桜の季節のすぐ先には新緑の季節がある。ケヤキ並木が広い車道に落とす影がくっきりして美しい。陽差しの色が変わってきたからだ。もうすぐ葉影になって、木陰が濃くなり、この淡い光は失われてしまう。カメラをぶら下げていてもクシャミで落ち着かない。は…

なぜ千葉なのに東京ドイツ村に出かけてブルブル震えているのか

一夜明けて、雨は上がったものの、風が強いのは相変わらず。しかもサムい。しかし、なんにもしないのもなあ、という貧乏性であるので出かけることにした。 途中、古くからある醤油屋さんに寄ってみる。風情のある建物なので、以前から興味があったのだ。中は…

なぜ大雨の中をでかけてもイチゴで満腹しているのか

子どもたちも休みに入ったので、泊まりがけで遊びに出かけた。とはいうものの、天候はよろしくない。風が強くて千葉へ向かうアクアラインからも海の白波が見える。天気が悪くても温室なら大丈夫。当然イチゴ狩りだ。出かけた先は富津のアクアファームという…

なぜ教会の卒業礼拝は寒くてつまらない挨拶を聴かされるのにホットな気分なのか

長女の高等学校で卒業式に出席した。そういえば自分の高校卒業のセレモニーなど恐ろしいほどに何も憶えていない。ただ決められた時間に学校へ行き、所在ないまま講堂に座り、どうでもいい話を聞いて別れた。それだけのことだった気がするがそれさえも曖昧。…

なぜ朝から一日音楽漬けでけっこう幸せなのか

バンドの練習で一日。他のメンバーはともかく、自分はヘタクソなのだから練習しないとね。早朝から電車とタクシーで練習室へ向かう。それにしても花粉のせいで鼻水がだらだら。近所のコンビニでティッシュの箱を買う。プロは大変だろうと一緒に練習していた…

なぜ春が来ると猛烈に眠くて使い物にならないのか

眠い。なぜこんなに眠いのだと思うときにはもう寝ている。 春眠暁を覚えずというけれど、昔から春は眠いものなのか。それとも花粉症のせいなのか。梅も盛りを過ぎて、気の早い桜はもう咲いているという噂。自転車に乗って見に行きたいところだが、ここは我慢…

なぜ無事に帽子が戻ってきたのでフランス映画をながめてぼんやりしているのか

映画館から昨日失くした帽子が見つかったという知らせがあったので、さっそく新百合ケ丘まで出向いて受け取りに行く。ああ、よかった。僕のでかい頭が入る帽子は貴重品なのだ。お掃除の人が見つけてくれたのでしょう。ありがとうございました。ついでにぶら…

なぜ写真集をめくりながらしみじみウィスキーを飲んでいるのか

いつものことではあるけれど、仕事を終えて真夜中の我が家に帰った。我が家には20年来愛用のダイニングテーブルがある。一生使うつもりで購入した重い樫の木のテーブルは、食事もするし本も読むし子供たちの勉強机でもあり、我が家の中心ともいえる。さすが…

なぜ確定申告でさっぱりしたあげくカルビをどんどん食べて赤字になるのか

代休をとって確定申告の書類を書いた。勤め人だが医療費とかもろもろあるので申告しなければならん。で、領収書の山を計算して行く。訳が分からなくなるのでExelに入れておき、その明細も添付する。模範的な納税者である。ガイダンスに従って記入して行く。…

なぜ人間は空腹感を失うとこんなにも不安になるのか

不思議なもので、昨日から腹が減らない。風邪らしいのである。夕べの晩飯を食べずに寝て、今朝の朝食も控えて、ランチもとらずに働いた。昼間はお茶を2杯と珈琲を一杯飲んだ。で、家に帰ってきたものの晩飯を食べようという気にならない。たぶん、何か出さ…

なぜ熱を出しながら幼稚園の頃の記憶を手繰ろうとしているのか

連休はクラリネットのお師匠様が演奏されるコンサートに出かけたり、古い友人のお宅にお邪魔しておいしい夕食をいただいたり、それなりに楽しい毎日だったのだけれど3日目の午後になって体調が崩れる。手足が冷えてつらい。胃腸が張って気分がよろしくない…

なぜテレビの前で正月休みが終わっていくのにまんざらでもないのか

テレビ中継で箱根駅伝を見て、高校サッカーを見ていたら一日終わってしまいました。箱根駅伝のロゴマークは素敵なデザインだ。これ、なんだか懐かしい感じとモダンな感じが適度に入っていて、とてもいい。一方、提供するビール会社の自画自賛広告を沢山見せ…

なぜ新年早々酔っぱらってカルタとりで負けているのか

正月2日にはヨメの両親妹と、僕の姉夫婦姪がやってきて宴席になる。 大勢になるので準備をするヨメは大変だが、僕には楽しい時間である。我が家のお節では黒豆がヨメの、伊達巻きが娘の手作りだ。伊達巻きはちょっと留守にしている間に娘一人で作ってしまっ…

なぜ元旦のお出かけは成り行き任せでもなんだか楽しいのか

あけましておめでとうございます。あっというまに2008年になってしまって驚いています。驚いてばかりもいられないので年越しの初詣に出かけた。紅白を見ながらウトウトしていたのを娘達に起こされたのです。寒い寒いといいながら北沢八幡まで歩く。遠くから…

なぜ年末は日々家を片づけては飲んだくれのか

ここ数年手つかずだったコンピューター周りを整理する。もう手元にない機械のケーブルや、古いソフトの箱などぞろぞろ出てくる。実際、バージョンアップしたあとの古いソフトはすぐに処分できない。不都合があって元に戻す可能性があるからだ。で、いつまで…

なぜ年末になると髪の毛を切ってスースーしているのか

日本のお正月は和服でしょう。それなら髪は短髪でなければならん。ぬぬぬ。と、いうわけでもないけれど髪を切りに自由が丘までふらふらと自転車で行く。午前中と言うこともあって店はまださほど混んではいない。旧い友人に「いつもより短めね」と頼んでザク…

なぜロマンスカーに乗ると生ビールをついつい頼んでしまうのか

いつもより早めに休暇に入った。で、家族で箱根旅行。といっても日帰り。ちょっと慌ただしいです。日帰りならロマンスカーに限ります。小田急のロマンスカーは速くて安くて快適で大好きだ。向かい合わせのシートも旅情があってよろしい。生ビールを飲んで、…

なぜ年賀状を書いているうちにクリスマスになるのか

三連休である。年末にまとまった休日が取れるのは幸せなことだが、忙しいのは変わらない。クリスマスだからである。年賀状も書かねばならない。部屋のかたづけも必要だ。でも、捗らないのはなぜか。例年、ほったらかしにしていやいやプリントして、大晦日に…

なぜいい年したおっさんたちがクリーデンスクリアーウォーターリバイバルなのか

旧い友達がBarを開いたというので、さっそく出かけた。京王線の下高井戸駅から直ぐのところにある。昔のドーナツ盤、シングル盤を鬼のように集めているので、それをどんどんかけている。合間に酒を出す。つまみを出す。全部一人でやっている。器用なものであ…

なぜ麻布十番のビーフシチューで北風と戦うのか

自転車で会社へ。天気はいいけれど風がひんやり、顔が冷たい。お昼をクライアントと一緒に麻布シチュウというお店に入る。麻布十番からほど近いところにあるビーフシチュウの専門店。初めてだったのだが、以前から前を通るとお客さんがよく入っているので、…

なぜアメリカンスクールはトイレの中までアメリカなのか

考えてみれば東京は不思議な街である。 僕が生まれ育ったのは昭和三十年代の東京。それも西の外れであるので、三丁目の夕日のようなオリンピック以前の風景ももちろんあったけれど、むしろ進駐軍の名残が強かった。近所にはオンリーさんたちが住んでいる貸家…