カメラ日和

なぜ急に欲しくなって買ってしまってそれでけっこう楽しいのか

ムービーのカメラを買った。今使っているビデオカメラはソニー製でDVテープに保存する初期のものだ。もう8年は使っている。デザインもそのころはまだソニーらしさが残っていて、好きなのだけれどそろそろ機械として妖しくなってきた。もちろんそうなるのも…

なぜ胃の調子が悪いだけで写真がモノクロになるのか

食欲がない。一大事である。ほとんどそういうことがない人間なので非常に違和感がある。昼飯を食べ終わると晩飯の心配をしているような男なのに。心当たりはある。土曜日にイタリア料理をしこたま食べて、家に帰ってまた赤ワインとチーズと、さらに塩豆で焼…

なぜ古いレンズを取り出してはデジタル遊びに興じるのか

前にも書いたが、デジタル一眼レフの話。Nikon D40というカメラを買って、ここのところよく撮影している。レンズはセットで付いてきたズームレンズがなかなか優れていると思うので、新たに新調する気はさらさらない。しかし、古いニコンのレンズなら豊富にあ…

なぜ欅並木の木漏れ日は心躍らせるのか

ようやく杉花粉が一段落したと見えて、くしゃみがおさまって来た。 天気もいいので久しぶりの自転車通勤。表参道の欅並木があっというまに葉を茂らせた。若葉の頃のこの通りが大好きだ。木漏れ日の中を走っているだけで幸せな気分になる。 僕が育った府中市…

なぜデジタル一眼レフをぶらさげて今日もうろうろしているのか

先日も書いたけれど、デジタル一眼レフというものをはじめて入手した。NIKONのD40という入門機である。カメラ本体に加えて18-55mm,55-200mmの二本のズームレンズがセットになっている。長い方はVRという手ぶれ補正機能も付いている。渋谷のビックカメラで購…

なぜ花粉症なのに自転車でうろうろして空を見上げているのか

桜の花に促されて、久しぶりの自転車通勤。お目当ての木がいくつかあるので、順に回って、会社には遅刻した。優先順位がはっきり。まあしかたないなあ。帰りは夜中になったけど、やっぱり桜を愛でながら、ゆっくり帰りました。

なぜ新しいカメラをぶら下げて歩いている割に新しい写真が少ないのか

代々木公園近くのハンバーガー屋さんへ行く。下の娘が友達と遊ぶというので、それまでランチをすることにした。このArmsというお店は犬がオッケーなので、犬連れの人でそれほど広くない店が賑わっている。皆しつけが良くて、大人しく机の下に潜っている。よ…

なぜリコーのカメラは渋い進化で超然としているのか

デジカメはRicoh GR-Dを使っている。アナログの時からGRシリーズのファンなのである。リコーというメーカーは不思議な会社である。NIKON やCanonのような大手の支配力が強いカメラの世界で、独自のテリトリーを守って、しかも優位に立っているように見える。…

なぜ会社をサボってフラフラするのが楽しいのか

会社に行く前にヨメの買い物につきあって代々木上原にいった。昼間の代々木上原はよく知らない。住宅街にもかかわらずお洒落なレストランやお店がたくさんある街だ。お目当てのベーグル屋さんは駅から離れている小さなお店だが、繁盛している。店内が狭いの…

なぜ五番街のマリーを聴いてもジョニーへの伝言に聞こえるのか

先般、阿久悠が亡くなったので、そのセレモニーがあったらしい。 残念ながら面識もなかったのでテレビで見ただけなのだけれど、大物に相応しく盛大な会であったようだ。ピンクレディーや沢田研二の大プロジェクトには及びもないが、「五番街のマリー」とか、…

なぜ三宝カメラやフジヤカメラのサイトを覗いてむふふふと笑うのか

なんだか久々にカメラが欲しくてたまらない。GR-Digitalを愛用して早半年。写り映えに満足しているモノの、ポートレイトやスナップでは、もっとでかいレンズならいいのに!と思うことが多くなった。一眼レフのデジタルカメラを物色していたら、月並みだけれ…

なぜ日曜日に出社しても仕事を終えられないのか

やり残している仕事が山のようなので昼頃から出社する。静かなオフィスは電話も鳴らず、捗る。でも結局は半分も終わらず。晩飯は家で食べたいので、8時頃にはさっさと帰宅。。出張の精算もしなければならないのだけれど、そんな時間もとれないので、いっこ…

なぜ二月なのに春が待ち伏せしているのか

沈丁花は油断のならない花である。ああ、寒いとぼやきながら角を曲がろうとすると、そこに春の香りがある。沈丁花が咲き始めているのだ。まだ二月なのになあ。例年なら降った雪を道路の隅によけた固まりが、薄汚れた、世をすねた感じでしゃがみ込んでいる時…

なぜ昭和がそのまま残っている場所ってやつは人を引き寄せるのか

近頃はGRDをぶら下げて歩いていることが多い。 何でもない景色を撮っておくとあとで面白いものだから、人の迷惑も考えず、とりあえず撮っておく。下北沢の駅前には有名なバラック立ての市場がある。吉祥寺のハモニカ横町や新宿のおもいで横町(小便横町の方…

なぜ写真は撮り手の気持ちとはおかまいなしに定着するのか

モノクロ写真を撮るようにしたら、なぜか撮影数が減ってしまった。 モノクロ写真は、形と、光の量を記録する装置なので色に頼らない分残酷な装置である。そのかわり、抽象度が高い分なんだか意味ありげで、見る人に努力を要求することになる。わがままである…

なぜ酔っぱらっていてもシャッターは切り続けるのか

いいレンズは夜景に強い、と思う。 Panasonicの手ぶれ防止機能は素晴らしいと思うが、やはりレンズへのお金のかけ方がもうちょっとあれば、と思う。記録写真としては全く問題ないけれど、味わいがなあ。で、GRDはどうかというと、やはりムードは出ていると思…

なぜ年始からデジカメをぶら下げてウロウロしているのか

Ricoh GRDの試し撮りを始めている。とはいっても、まずはすべてオートで撮っているだけだけれど。このカメラはデジカメの中では出色、カメラらしいカメラだと思われる。フィルムカメラのGRシリーズを持っている時と、ほとんど変わらない感覚で撮影できる。フ…

なぜ美しい光の中にいても憂鬱な時間は訪れるのか

代々木公園で静かなひととき。 公園のケヤキは明るい日差しを受けて、緑と黄色の網点をつくり、日だまりを美しく照らしている。 池のほとりには子供連れや犬を連れた人々が集まり、平和な時間が流れている。気がつけばすぐそこの半島では核爆発の愚かな実験…

なぜ土壇場まで吉祥寺にでかけていせやを訪れるのか

実は昨日のバーベキューの後、寄り道をした。 吉祥寺駅で乗り換えのために降りたので、そのまま公園通りへ出て次女を連れ、いせやを訪れた。なくなるなくなると聞けば何度も行きたくなるのが人情というものである。で、覗いてみるとお気に入りの席がちょうど…

なぜバーベキューには珈琲がなければならないと信じ込んでいるのか

曇りのち雨、というかなり自信満々の天気予報を見たが、予定通りバーベキューの集いに出かけた。 立川にある昭和記念公園は、昔の飛行場の跡地だと思う。幼い頃、電車の中から真っ黒で巨大な飛行機を見た記憶があるのだが、それがここではないかと思う。軍隊…

なぜ晴れた日はモノクロの写真を撮りたくなるのか

実家の建物を取り壊すことになったので片づけなどいろいろ。中学生から社会人になるまでの17年あまりを過ごした家であるので思い入れもあるが、誰も住まないまま放っておくわけにもいかない。母と姉たちも集まったので、記念の写真を撮っておいた。それとは…