映画を見た

なぜオーケストラの映画を見て様々な音楽家の生き方に憧れるのか

最近見た映画の話。「オーケストラの向こう側」。原題は「Music from the inside out」。フィラデルフィア管弦楽団のミュージシャンを淡々とインンタビューしていくドキュメンタリー映画だ。渋谷のユーロスペースで見ました。プライベートな時間はカントリー…

なぜ忙しくなると映画館へ通うようになるのか

最近見た映画のことを書いておかないと。「大いなる陰謀」ロバート・レッドフォード監督 アフガニスタンに送り込まれた兵士と、彼らの教授、教授の今の教え子(劣等生)。大統領の側近である国会議員と、彼にインタビューするベテランの女性ジャーナリスト。…

なぜラフマニノフの映画を見ながら邪推してニヤニヤしているのか

渋谷文化村の映画館で「ラフマニノフ ある愛の調べ」という映画を見た。 夫婦割引やってない映画館もあるんだ。なんだか損した気分。ぶつぶつ。この映画はロシア映画だけれど、まあ、内容は少女漫画である。というのもラフマニノフという男が品よく描かれて…

なぜポランスキーを見てむらむらと動画が撮りたくなるのか

録画していた映画を見た。 「水の中のナイフ」ポランスキー監督作品 絵はやたらにきれい。モノクロなのに色彩感がある。 女優さんは船の上では美人。陸にあがるとゴム人形のよう。男はニコラス・ケイジのよう。 面白いと云えばおもしろいけど、なんなんでし…

なぜダスティンfホフマンの映画を見ながら当時のアメリカのパターンに酔いしれるのか

ビデオで「卒業」を見た。ダスティン・ホフマンの「卒業」だ。1967年の映画らしい。古〜。僕は渋谷の全線座で見たような気がするが、よく憶えていない。誰と行ったのかも憶えていないから、ひょっとすると見た気になっているだけなのかもしれない。これから…

なぜディズニーの映画を見た後で帽子や荷物がどこかへ消えてしまうのか

ディズニーの新作「魔法にかけられて」を先行ロードショーで見た。魔法「を」かけられるんじゃないか?というような細かい話は置いて、とても楽しい馬鹿笑い系の映画である。自前のパロディなわけで、ディズニーだと思うとちょっと複雑な気持ちになる人もい…

なぜアニー・リーボヴィッツの映画を見ながら寂しい気持ちになって踞るのか

[http://annie.gyao.jp/:title= アニー・リーボヴィッツ「レンズの向こうの人生」]を見た。映画館はシネカノン有楽町2丁目。アニーの写真は大好きで、会ってみたいとミーハー心で思いつつ、10年以上前に一緒に仕事するチャンスを企てたが失敗に終わったっけ。…

なぜエリザベス一世が妹の首をちょん切ってスペインの王様を挑発するのか

性懲りも無く映画の話。「エリザベス ゴールデン・エイジ」を見た。16世紀のイングランド、エリザベス一世の時代の話。 当然、スペインとの確執と無敵艦隊との戦いが描かれる。やっぱりこの時代のヨーロッパ人は野蛮で怖いなあ。学生時代も世界史を読むのが…

なぜ渋谷の小さな名画座の行方が気になるのか

渋谷にシネマヴェーラという映画館がある。本店通りの坂を上って、東急百貨店の近くまで出たらちりめん亭というラーメン屋さんの角を曲がる。そこは元々ラブホテル街であったはずだが、近頃は映画館やライブハウスなどができて、ずいぶん様変わりしている。…

なぜちょっと時間が出来ると映画ばかり見ているのか

ランバート君にマットレスって言ったでしょ! っていうのはモンティパイソンのスケッチです。分かる人には分かる。分からない人には分からない。世の中はそう言うものです。今日は早めに会社を切り上げて、7時からの映画を見に行きました。「MR.ビーン カン…

なぜシロクマの子供達の行く末を案じてしまうのか

東宝シネマズ六本木ヒルズで「アース」が掛かっていたので、下の娘とヨメといっしょに見に行った。地球の自然、生物、動物の生態を追ったドキュメンタリー映画だ。思えば自分が小学生だった頃もディズニーの動物映画はよく見に行った。「オオカミ王ロボ」と…

なぜ三丁目の夕日を見ながら熊のお土産を想い出しているのか

ようやくALWAYS 続・三丁目の夕日を見た。懐かしい風景が満載で、これは映画館で見て良かったなあ。特に嬉しかったのは新幹線開通以前の特急こだまと、羽田空港だ。羽田は資料がたくさんあったのか「かんぺき!」な出来でしたよ。小さい頃、父親の見送りやお…

なぜエディット・ピアフを見たすぐあとではシャンソンを聴く気がしないのか

ずっと見たかった映画「エディット・ピアフ 愛の讃歌」をようやく見た。見たかった理由は、もちろんピアフへの興味があったからだが、それ以上に映画で見れば複雑な生い立ちとか、シャンソンの内容とか、ややこしいことがすっきり分かるのではないかと思った…

なぜ昔の立川を再現して中学生達が大乱闘なのか

仕事が9時頃終わったので、レイトショーにでかけた。自転車通勤はこんなときに便利。映画館に着いたら、ちょうど原作ゲッツ板谷の「ワルボロ」が始まったところ。タイトルが出る直前から見ることができた。松田優作の息子が主人公。親友が福士君なので、ど…

なぜアメリカ人はフェアであろうとする人間を無条件で賞賛するのか

古い話で恐縮だがGoodnight,and Goodluckを見た。ビデオです。いやDVDか。マッカーシー上院議員の赤狩りにすくみ上がっていたジャーナリストの中で、反論して言論の自由を守るのに躊躇しなかったテレビマン達の話。全編モノトーンで、音楽はJazz。よくこんな…

なぜ大アクション映画を見ると途中で眠くなるのか

「オーシャンズ13」という映画をロードショウで見た。 面白いのかなあ、これ、と思いながらずうっと見てた。これ11から12と続いているシリーズなんだなあ。ぜんぜん守備範囲にないので知りませんでした。アルパチーノとか、僕でも知っている役者さんがぞろぞ…

なぜ軍艦なのに陸に登って宝塚歌劇団なのか

新藤兼人監督の新作、といっても監督ではなくて主演作を見た。「陸に上った軍艦」という、監督本人の戦争中の体験をつづったドキュメンタリーと、映像化された話が交錯する。30過ぎて徴兵されたシナリオライター新藤青年は、すでに負け戦で乗る軍艦もない…

なぜギヒルズを六本立てたところで世界征服を企むのか

映画一本見るのに1800円は高価だろうか。制作予算何十億円の映画だから高くない、と言う人もいるだろう。有名な俳優がそろっているから、あるいは何年もかけて撮られた労作で人手が掛かっているから、あるいはいいシートでいいスクリーンでエアコンが効いて…

なぜ映画館でジョン・トラボルタの演技に感心しているのか

「ママの遺したラブソング」という映画を見た。銀座のシネスイッチで、ロードショーである。この映画館には久しぶりに行った。平日の午前中だったのになかなかの入りである。金曜日はレディースデイだったからかもしれない。 全く内容を知らずに、予告編も見…

なぜキャメロン・ディアスを見てそのしぶとさに感心するのか

娘のお稽古ごとにつきあって、その待ち時間に映画を見に行った。 「ホリデイ」という題名の、ラブコメディ。でも、あまり若い恋人のデートにはお勧めできない。ちょっと複雑だし、男なんて(女なんて)どうせ信用できないし、という感覚なのですが、それでも…

なぜバブルの六本木を六本木ヒルズのスクリーンで見るのか

そういえば映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を見たのに書いていなかった。ホイチョイプロダクションの作品は昔から大好きなので、まあ、あまり公平な見方ではないという前提で読んでください。結論から言うと、面白かった!だって昔の東京タワー…

なぜ六本木ヒルズで地球温暖化の心配をするのか

「不都合な真実」見てきました。 http://www.futsugou.jp/この不夜城のような六本木ヒルズでこの映画を見ることに深い矛盾を憶えるが、ゴアの主張はもっともだ。京都議定書のことも、自動車の環境基準のことも、ブッシュの戦争のことも、アメリカという国の…

なぜ墨攻を封切りで見てぶつぶつ言っているのか

映画館でアンディ・ラウの「墨攻」を見た。もともとは小説が原作の、ビックコミック(オリジナルだったか?)の連載漫画だった。連載当時、かなり気に入って毎号楽しみにしていたので、今回の映画もかなり期待していた。感想は「面白いけど、わかりにくい」…

なぜ硫黄島の映画を見ながらとなりの客にイライラするのか

「硫黄島からの手紙」を見た。少し前に「父親たちの星条旗」を見ていたので、二部作を通読(?)したことになった。 映画の出来はなかなか素晴らしい。謙さんもいいし、二宮君も魅力的だ。 硫黄島やノモンハンやフィリピンで何が起こったかは、日本人がもっ…

なぜ兵隊やくざはこんなにもリアルなのに娯楽映画なのか

昔見た映画を再び見たくなるという衝動は誰にでもあるのだろうか。 ここのところレンタルビデオ屋に行くと不思議に古い映画を見たくなる。今回は「兵隊やくざ」]勝新太郎と田村高廣の演技が素晴らしい。これって兵隊に行っていた人たちが戦後20年たってか…

なぜついついシャバダバダ〜♪と鼻唄を歌ってしまうのか

凄い雨と風で、傘が「おちょこになる」というのを久しぶりに経験しました。クロード・ルルーシュの「男と女」をDVDで手に入れたのでさっそく見る。昔、テレビの洋画劇場で見たときにはカッコいいけれどよく分からない映画だと思ったのだが、あらためて観てみ…

なぜ戦争で負けた国の映画はかくも切ないのか

イタリア映画の名作(といわれる)「自転車泥棒」を見た。 渋谷のドンキホーテで290円で売られているDVDだ。こういうのを買うことがいいことかそうでないのかは難しいところで、映画の内容がいいと、ますます買ったことを後悔する。ただの金儲けではなく…

なぜイッセー尾形の「太陽」を見て旧交を温めるのか

会社をさっさと引き上げて、映画を見に行く。評判のロシア映画「太陽」。イッセー尾形が昭和天皇を演じているというので、興味津々で出かけた。銀座の三原橋地下にある映画館は、完全入れ替え制で、しかも整理券が配られる。並ぶのもおっくうだし、変な席だ…