2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜマーラーを聴きながらウィーンの想い出に浸っているのか

サントリーホールへ、都響のコンサートに出かけた。 演目はマーラーの交響曲第八番。いわゆる千人の交響曲であります。 指揮者はインバル! インバルでマーラー聴くなら本望じゃありませんか。というわけで本当に千人いるのか数えた訳ではないので知りません…

なぜ一万キロの彼方から自転車通勤の記憶がやってくるのか

ああ、連休なんだなあ、とやっと想い出すようなゴールデンウィークです。そんな谷間の月曜日に自転車で出社しようとしたら、なんだかいつもと様子が違う。よく見ればスピードメーターや距離計を兼ねたサイクロメータの画面が消えている。電池切れらしい。そ…

なぜ春の渋谷で合唱団の映画をぼんやり見ているのか

渋谷は春の似合う街である。4月になると大勢の若者が駅からスクランブル交差点を渡って街に散らばって行く。その様子はまるで稚魚が放流されていくごとくである。そこへ容赦なく巨大ビジョンと看板と薬屋の呼び込みと、キャッチセールスが襲いかかるのであ…

なぜ今日もいい歳して自転車通勤でルンルンと走っているのか

今週は久しぶりの自転車通勤。 2001年の4月に始めてからもう7年もやってることになります。 はじめの頃は一週間に5日!とか乗っていましたが、最近は一ヶ月に10日のればいいほうで、かなり緩い自転車ツーキニストになっています。通近距離は12キロ。片…

なぜポランスキーを見てむらむらと動画が撮りたくなるのか

録画していた映画を見た。 「水の中のナイフ」ポランスキー監督作品 絵はやたらにきれい。モノクロなのに色彩感がある。 女優さんは船の上では美人。陸にあがるとゴム人形のよう。男はニコラス・ケイジのよう。 面白いと云えばおもしろいけど、なんなんでし…

なぜ懐かしいコロッケを食べて嬉しいきもちになるのか

日曜日は朝から一日中バンドの練習。時間がないのに練習日が少なくてちょっと不安。府中の町は昔から比べるとすっかり変わったが、よく見ると昔の店が残っている。 練習の帰りに歩くと、おもちゃのみのる屋がまだ健在だ。ポケットサイズのチェス盤を娘にねだ…

なぜ真夜中に帰ってきて興奮しながらビールを飲んでいるのか

例に寄って、僕が家族の寝静まった真夜中の我が家に帰ってきたと思いねえ。 いつもの通り、手を洗いうがいをして、冷蔵庫からビールを取り出す。テーブルの上に郵便物が置かれているのもいつものことだ。その中の一通が何やら不穏な雰囲気を醸し出している。…

なぜ古いレンズを取り出してはデジタル遊びに興じるのか

前にも書いたが、デジタル一眼レフの話。Nikon D40というカメラを買って、ここのところよく撮影している。レンズはセットで付いてきたズームレンズがなかなか優れていると思うので、新たに新調する気はさらさらない。しかし、古いニコンのレンズなら豊富にあ…

なぜ欅並木の木漏れ日は心躍らせるのか

ようやく杉花粉が一段落したと見えて、くしゃみがおさまって来た。 天気もいいので久しぶりの自転車通勤。表参道の欅並木があっというまに葉を茂らせた。若葉の頃のこの通りが大好きだ。木漏れ日の中を走っているだけで幸せな気分になる。 僕が育った府中市…

なぜ「祖国」をiPodで聴いてはしみじみしているのか

前にも書いたと思うけれど岡本おさみアコースティックパーティというCDは素晴らしい。 作詞家の岡本おさみの曲を、吉川忠英の編曲とギターで聴かせるCDである。どれもいい曲ばかりなのだが、「祖国」という吉川忠英自身が歌っている曲が好きだ。シンプルな曲…

なぜ冷たい風に吹かれながらも楽しい一日にニコニコするのか

バンド練習に府中へ出かける。 外気温は10℃と、春とは思えぬ寒さである。ちょっと大げさかと思いつつダウンを着て出かけたのだが、ちょうど良かった。特に夕方は冷たい風でふるえあがってしまったもの、薄着では風邪を引いてしまったかもしれない。朝から…

なぜ水俣病の小説をソニー・ロリンズで一気読みなのか

水上勉の「海の牙」を読んだ。 ひとりで家にいたので、通勤途中で半分読んでいたのを、でかい音でCD聴きながら一気に読んでしまった。こういう休日って久しぶりだがリラックスするなあ。水俣をモデルにした町が舞台のサスペンス小説である。有機水銀による公…

なぜ写真の材料が足りないのにblogを書こうとするのか

叩き付けるような雨の音で目が覚めた。東京は大雨であった。しかも春の嵐である。用事があって高尾山の麓まで出かけたのだが、難儀だった。風が強くて傘をさすのもままならぬ。ズボンをびしょぬれにして歩くのはみじめな気分だ。 これでは残っている桜も落ち…

なぜデジタル一眼レフをぶらさげて今日もうろうろしているのか

先日も書いたけれど、デジタル一眼レフというものをはじめて入手した。NIKONのD40という入門機である。カメラ本体に加えて18-55mm,55-200mmの二本のズームレンズがセットになっている。長い方はVRという手ぶれ補正機能も付いている。渋谷のビックカメラで購…

なぜいい歳になっても100エーカーの森を彷徨うのか

石井桃子さんが亡くなられた。ついこの前、インタビューを見たばかりだったのに。101歳まで現役の作家だったのだから凄い。石井桃子さんに恩義があるのは、やはりミルンの「クマのプーさん」を翻訳してくれたことだ。後年、ディズニーがやり放題で陽気な中年…

なぜ普通にご飯を食べて普通にバタバタしているのが幸せだと思うのか

どうもblogの筆が進まない。小学時代のともだちが亡くなったと連絡が入る。6年間同じクラスだった。優しい目をした健康優良児。35歳のときの同窓会で会ったのが最後だった。コンピューターのソフトウェアの会社にいると言っていた。肝硬変だったらしい。近…