考えることもある

なぜ母の日の花を新しく考えるうちにiMacがやってくるのか

母の日を考えた人は偉い。あらゆる記念日のうちで最も有意義なものである。母の日を日本に広めたのは森永製菓で宣伝担当だった黒須田伸次郎だということになっている。本当だと思う。信じない人はそれでよろしい。大化の改新をプロデュースしたのもそうだと…

なぜ普通にご飯を食べて普通にバタバタしているのが幸せだと思うのか

どうもblogの筆が進まない。小学時代のともだちが亡くなったと連絡が入る。6年間同じクラスだった。優しい目をした健康優良児。35歳のときの同窓会で会ったのが最後だった。コンピューターのソフトウェアの会社にいると言っていた。肝硬変だったらしい。近…

なぜ買ったばかりの傘がいつのまにか消えてアルジャーノンなのか

っもう。春のぼけかたが尋常でない。買ったばかりの傘を持って出かけ、帰ってきたらもう無いのだ。以前から高い傘を買うと必ず紛失す癖があるのだが、今回は最短記録。はっきりいって異常。かなり自分でショックを受けている。ぼけの始まり(もう以前からそ…

なぜ自分の中に棲んでいる生き物のことをじっと見るのか

鏡を見ると、犬がいる。ひげを生やしている。犬だからな。ちょっと毛がのびている。床屋に連れて行ってやらねば。パジャマ姿のまま眠たそうにこちらをみている。犬だからな。犬は散歩好きだ。でも近頃は連れて行ってやらないのでまた太りはじめている。その…

なぜ我が家の餃子を食べながらニュースを見てげんなりなのか

どのニュースも冷凍食品の餃子で大にぎわいだ。中国という国は日本人には昔からブラックボックスだ。 文化でもなんでもここから流れ込んでくる。そこではなにか計り知れないものが、想像を超えた方法で作り出されている気がする。今回の事件も国内が産地であ…

なぜ電話しながら右手でメモを取るのが難しくなっても平気の平左なのか

間が開いてしまいましたが前回からの続きです。「メニエール症候群は古代エジプトの頃からあったらしい病気で、治らない。でもね、それが原因で死んだ奴もいない。」メニエール症候群と宣告されて、かなり参っていた僕でしたが、「ああ、これが悪化して死ん…

なぜメニエール病の話をしていると話が長くなるのか

メニエール病って、何?という話。突発性難聴という病名は文字通り症状を表現しているだけだ。原因は不明である。しかしメニエール病って何? 突然医者に宣告されたその病名に、僕はひたすらビビッたのだった。だって怖いじゃん。家庭の医学を読んでみると。…

なぜ浜崎あゆみとめまいと耳鳴りの話が一日では終わらないのか

まさか浜崎あゆみの話を書くとは思わなかった。だいいち僕はふつうの小父さんなのであゆのことなんか何も知らない。彼女の音楽は一曲も知らないし、コマーシャル以外で彼女を見たこともない。で、なんの話かというと突発性難聴だ。病気になったあゆ本人が驚…

なぜ神の御子は〜♪と眠気覚ましにがなっているのか

昼間は年賀状を書く。昔買ったクリスマスソングのレコード(!)がたくさんあるので、聴きながら書くが、レコードをしょっちゅうひっくり返さねばならないので忙しい。こんなに慌ただしいものであったか、アナログは。フィル・スペクターのクリスマスレコー…

なぜハワイのことを考えながらイギリスのゴルフを見物するのか

タイガー・ウッズは強いなあ。テレビをつけたら全英オープンをやっている。ゴルフなんて滅多に見ないが、タイガー・ウッズだけはわかりやすいので面白い。広い場所で遊んで、楽しそうだ。そのうちやるだろうと思っていたゴルフだが、とうとうきちんと始める…

なぜ参議院選挙が近づくとひょうたん島を想い出すのか

中山千夏という天才がいた。もう皆忘れてしまっただろうけれど、本当に歌がうまくて、話が面白くて、演技がステキな女優さんだった。ひょうたん島の博士として、「あなたの心に」の歌手として、「お荷物小荷物」の主人公として、「あなたまかせ」のパーソナ…

なぜ選ぶことも思いつくことも苦痛に感じる人々がいるのか

ああ、この人は考えるのが嫌そうだなあ、と感じるときがある。もちろん気分が悪いとか、忙しくてそれどころではないということもあるだろうけれど、考えさせられるのがキライという人々も確かにいるのだ。別に頭が悪いとか、勉強が嫌いということではなく。…

なぜ上から下からカメラを入れて安心しているのか

東京は名残雪。とても冷え込んでいます。連日の暴飲暴食をあざ笑うかのようにそれはやってきた。健康診断である。 今日は「大腸内視鏡検査」なのであった。もちろん希望しなければ受けないで済むのであるが、先月「胃腸内視鏡検査」を受けた余勢を駆って、つ…

なぜ植木等の臨終に及んでおたおたしてしまうのか

あまり本気のことは書けないのがblogというものだと思っているが、つい、書いてしまうこともある。植木等が亡くなった。 朝日新聞に寄れば矢作俊彦は「石原裕次郎と美空ひばり、最後に植木等が亡くなって昭和が終わった」ということを言ったように書かれてい…

なぜグループインタビューはあたまを疲れさせるのか

土曜日なのに仕事。 ひとが集まって言いたい放題言うのを、隣の部屋でこっそり聴いて、それを詮索するという人の風上にもおけない仕事。ランチの後はちょっと居眠りしたのを告白します。それにしても今の女性は一人で自立することに執着しているのに、男は依…

なぜ大晦日のテレビはだらだらが気持ちいいのか

ぼんやりしているうちに、もう大晦日である。 いつもながら年賀状の用意も今朝早朝に漸く終わり、寝ぼけ眼で投函した。これで元旦に配達されることになったらたいしたものだなあ。家の掃除をして、あとは歌人の買い物につきあうくらい。大晦日らしいノンビリ…

なぜ夜中のオフィスに座り日本茶で顔を冷やしているのか

新しいオフィスに慣れない。コーヒーはエスプレッソが出る機械があるのでそれを飲む.。使い捨てのカップとそれを入れるホルダーを使い、飲んだら当然返しに行かねばならない。帰る前にホルダーを返しておこうと律儀に考えたのだが、今日は少し勝手が違った。…

なぜ家を壊してしみじみしているとむやみに腹が減るのか

家の取り壊しをした。 中学校から結婚して独立するまでを過ごした家である。父が土地を見つけて、そこへ家を建てるあいだも一緒に連れられて通ったし、始まりから終わりまで見届けたことになる。建造物としてはまだまだしっかりしていたし、未練がないわけで…

なぜ旧友との再会でモンキーズを唄い叫ぶのか

土曜日は小学校のミニ同窓会。ミニのはずが15人も集まったのだからちっともミニではないね。6年間クラス替えなし、という特殊な環境だったので想い出は多く、結束も堅い。 今回のメインはいつも海外にいるのですっかりご無沙汰の男が登場すること。クラス…

なぜ酔っぱらい運転がなくならず違法駐車も復活するのか

自転車で会社から帰るのはたいてい夜中になる。夜中というより深夜。銀座、赤坂、六本木、青山、渋谷、新宿、のいずれか、というよりいくつかを通らざるを得ない。血中アルコール度数が高い街ばかりだ。幸い酔っぱらいの車に関わったことはないが、考えると…

なぜ役人たちはだんまりを決め込むのか

あちこちの役所で起こる「裏金」のことなんですけど。 もちろん公金を集団で横領していたんだから悪いに決まってるけれど、役所って堅いつとめの人がみんなでやってるってことは「どうしても必要だったんだ」という理由があるんじゃないでしょうか。そりゃあ…

なぜ取り残されると情けない気分になるのか

同僚が会社を去るにおよび、寂しさがつのるのであります。 人様の心配をする余裕もないので、外洋に出たら獲物もでかいが波も荒いので気をつけて、くらいしか言うべきこともないのです。一年ほど前に会社を去るチャンス(?)があったときに、どうしようもな…

なぜ日本人は本来理科系ではないかと思うのか

唐突だけれどblogを書くという行為は日本人的だなあと思った。 日本人は日記を書くのが性に合っている。伊勢日記だの更級日記だの日記文学もその証拠かもしれない。戦争中も敗走していく日本軍のあとに克明な日記が沢山残されていて、敵軍は呆れつつ、ずいぶ…

なぜいきなりblogを引っ越してのほのんとしているのか

なんだか分からないけれど「そこは危険なので、他の場所に越せ」と友人が言う。もちろんblogの置き場所の話です。まるで逃亡者のように疎開先をさがしてオロオロしながら「はてな」へやってきました。 いままでいたところでは、それなりに便利に出来ていたと…