なぜマーラーを聴きながらウィーンの想い出に浸っているのか

サントリーホールへ、都響のコンサートに出かけた。
演目はマーラー交響曲第八番。いわゆる千人の交響曲であります。
指揮者はインバル!
インバルでマーラー聴くなら本望じゃありませんか。

というわけで本当に千人いるのか数えた訳ではないので知りませんが、舞台はオケでぎっしり。ホルンだけで6人はいたんじゃないかしら。オケの後ろに児童合唱団がずらり。正面の客席にソリストが並び、後ろには大人の合唱団がどーんと並んで、背後にはパイプオルガンがいる。で、要所要所で客席にラッパ隊やソロの歌姫が現れてがんがんやるのだからたまりません。とにかく退屈しないで面白く聴けました。一番後ろの席だったので、観客席もみんな見えて楽しい。眺めているとわしゃそれでも寝る!と決めてる人もずいぶんいて、それはそれで偉いものですなあ。

栄光あれ!神様万歳!王様万歳!といわんばかりの豪華絢爛、マーラーって結構いい人じゃん、というような音楽でした。いままで同じインバルの録音で聴いていたけど、こりゃ別もんでした。
ああ、生で聴いてよかった。