なぜ1950年代のjazzにはちょうどいい感じのお洒落があるのか

versaloft2007-03-22



家に帰り着いたらamazonからCDが届いている。なかなか入荷しないので忘れていたjazzボーカルだ。もうすでに深夜だったが、お茶を沸かして、さっそく聴いてみた。

The Pat Moran QuartetというグループのWhile at birdlandというアルバムである。
リーダーのピアニスト、パット・モランが女性、ベースとドラムが男性。もうひとり女性のシンガーがいて、全員がコーラスに参加する。そのほかにもホーンのバックがついている。音はなかなかゴージャスだ。1957年3,4月の録音だと言うからちょうど50年前ですね。もちろんモノラルです。
もうひとりの女性シンガーの名前を読んで驚いた。ベヴァリー・ケニー?ええ〜、こんなバンドにいたなんて聞いたこと無い、こりゃひろいものだわい。聴いてみると、あれ、声が落ち着いているなあ、ほんとかなあ、とメンバー表をよく見たらベヴァリー・ケリーと書いてある。ケリーとケニー、なんだ別人かあ。ああ驚いた。

それはともかくこの時代のコーラスは大好き。複雑で美しいコーラスはマンハッタントランスファーの録音の方がもちろん完成されているけれど、この時代のリラックスした雰囲気が好きだなあ。