なぜオーケストラを聴きながらいらない心配をしたくなってくるのか

録画しておいたNHK教育の「オーケストラの森」を見る。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏でホルストの「惑星」から。美しい演奏であります。日本のオーケストラってレベルが高いと思うんだけど、演奏家達が食べていくのは大変ではないだろうか。実態は全く知らないで云うのだが。

100人規模の企業があって、全員に給料払って成り立たせようとしたら、年間に10億円くらいの収入が欲しい。３日に一度1000人入る会場でコンサートを開いて（そんなにできないと思うが）ようやく月に10､000人の動員だ。ひとり8000円の入場料で上がりが8,000万円（そんなに儲からないと思うが）。そのうち利益が5000万円としても年間でやっと６億円。全然足りない。

芸術系の人々は浮世離れした天才が集まってるから、お金の話は無粋なんだろうけど、日本のオーケストラを応援するためにはもっと会場に聴きに行かなくちゃなあ、とおもいつつテレビで鑑賞中。