なぜ終電で帰ってきて酒を飲みながら山崎ハコを聴いているのか

versaloft2007-01-16


年末年始に録画したTVを酒のつまみに見ている。ダラダラできてうれしい。

今夜見たのはフォークの達人という番組で、山崎ハコの番組だ。山崎ハコはデビュー当時、林美雄パックインミュージックで聴いて以来のファンである。もちろん不真面目なファンなので豆にレコードを買っていたわけでは無いが、まだ20世紀のころ「十八番」というカバー集が出て、これは今でもお気に入りだ。「本牧メルヘン」がすばらしい。

昔のオリジナル曲もいい。デビュー当時だと思うがコンサート会場で、オープニングにとことこと登場したちっちゃい女の子が、ギターを抱えて「望郷」を歌い始めた瞬間、ざわめいていた会場全体が凍り付いたのは今でも忘れられない。凄い声だった。
このNHKの番組もなかなかいい番組だなあ。根岸季衣も出ていて十八番の荒木一郎の「今夜は踊ろう」をいっしょに歌っている。根岸季衣をはじめて見たのは紀伊国屋ホールの「熱海殺人事件」だった。この人はそのころから舞台映えのするいい女優さんである。そういえば大津あきらの作品集は未だ出ないのか。