なぜイッセー尾形の「太陽」を見て旧交を温めるのか

versaloft2006-08-30


会社をさっさと引き上げて、映画を見に行く。評判のロシア映画「太陽」イッセー尾形昭和天皇を演じているというので、興味津々で出かけた。銀座の三原橋地下にある映画館は、完全入れ替え制で、しかも整理券が配られる。並ぶのもおっくうだし、変な席だといやなので、2000円払って指定席にした。ああ、親父くさい。
映画は、これからご覧になる方もいると思うので筋に関係する部分には触れない。ほとんど舞台を見るような、淡々とした話です。あえて言うなら科白の少ない会話劇。いや、けっして科白が少ないわけではないのだが、それ以外のものをたくさん読み取らねばならないのであります。こういうのをロシア人が作るとは面白いな。ロシアの芸術家から見るとアメリカ人はやっぱり粗野で無礼な田舎ものなのか。次は中国の作家も加えて満州国の話をやって欲しいぞ。ともあれ、面白く、楽しめる映画でした。映画館で、大勢の人と一緒に見ることをおすすめします。デートには不向きかも。

で、偶然映画館の中で昔の仲間と遭遇。おお、元気〜?っとお茶に誘う。いつも一人で見ることが多いので映画の後のお茶なんて久しぶり。映画の感想も話し合い、業界情報なども交換しあう。やっぱりもっと映画を見ないとな。こういううれしい偶然もあるし。