なぜ人間は空腹感を失うとこんなにも不安になるのか

不思議なもので、昨日から腹が減らない。風邪らしいのである。

夕べの晩飯を食べずに寝て、今朝の朝食も控えて、ランチもとらずに働いた。昼間はお茶を2杯と珈琲を一杯飲んだ。で、家に帰ってきたものの晩飯を食べようという気にならない。

たぶん、何か出されれば食べてしまうのだろうけれど、不思議に食べたいものも思い浮かばない。それならそれでいいや、とジンジャーのお茶を入れてのんびり飲んでいる。断食って簡単だ。

いつも、ちょっと時間が空いただけで腹が減ったと云っては大騒ぎしているのに、食欲というものはいったい何処へ消えたのか?腹が減って動けなくなるような空虚感があるものなのに、何でもないのである。不思議だ。たぶん僕の中の「空腹センサー」が壊れてしまったのではないか。「満腹センサー」が壊れるよりずいぶんましであるけれど。

もう熱はないみたいで、特につらいところもないから明日には完全復帰すると思うのだが、このままおなかが空かない人間になったらどうしよう。