なぜアメリカンスクールはトイレの中までアメリカなのか

versaloft2007-12-04


考えてみれば東京は不思議な街である。
僕が生まれ育ったのは昭和三十年代の東京。それも西の外れであるので、三丁目の夕日のようなオリンピック以前の風景ももちろんあったけれど、むしろ進駐軍の名残が強かった。近所にはオンリーさんたちが住んでいる貸家の一角があったり、フェンスに囲まれたアメリカがまだあちこちにあった。将校の家の芝生の庭でイースターの卵を探したり、今思えばバタ臭いエリアも共存していたなあ。唐突だけど昔のユーミンとか聴くと、そんな奇っ怪な世界観がよく出てると、同世代として思います。

何でそんなことを思い出したかというと、久しぶりに調布のアメリカンスクールを訪ねたからである。お祭りなので、中では食べ物の屋台やゲームの店、もの売る店などが並んでいて、どれも異国味全開で飽きない。ヨメのお友達が店を出すというので覗きに行ったのだが、買い物客も多くてなかなか繁盛していた。ピザを子供達の売店で買ったり、タイ料理の屋台でおそばを食べたり、スイス風テントがふるまう溶かしたチーズにジャガイモを添えた料理を食べたりした。どれもおいしい。ビールも売っていた。車だから我慢したけど、すごい学園祭だ。

調布のアメリカンスクールと言えば、たぶんジョン川平とか、藤圭子の娘とか、面白い人間をたくさん輩出している。元同僚のジミーもハイスクールはここだと云っていた。あいつ元気かなあ。仕事でお兄さんにあったが社長さんだったし、本人もどこかで偉くなっていることでしょう。あんまりメディアの話題にならないけど、ここのOB、OGは有名人に、業界にもたくさんいて、普通のアメリカ生まれのアメリカ人よりキャラクター的にかなり強力だと思う。
それもアメリカというカルチャーと、東京というカルチャーがぶつかる場所だからだろうなあ。エネルギッシュなのだ。

今日の話にとりとめがないのはいい加減酔っぱらっているからです。お許しください。