なぜ真夜中に帰ってきて興奮しながらビールを飲んでいるのか

例に寄って、僕が家族の寝静まった真夜中の我が家に帰ってきたと思いねえ。
いつもの通り、手を洗いうがいをして、冷蔵庫からビールを取り出す。

テーブルの上に郵便物が置かれているのもいつものことだ。その中の一通が何やら不穏な雰囲気を醸し出している。
宛名を見ると、高校時代の友人だ。ずいぶん会っていない。その名前の下に女性の名前が連名になっている。すわっ。
これは結婚式の招待状だあっ!

ああ、驚いた。ビールをぐびぐびと飲む。飲まずにはいられない。

彼が独身であることは知っていたが、俺たちもう・・・だぜ。
お相手のことも名前以外は分からないけれど、これは絶対お祝いに馳せ参じなければならない。

同級生に孫ができたりしている今日この頃に、結婚式だ!これはめでたい。
さあ、お祝いにいくら包むか、と考え始めたら敵もさるもの、よく見たら会費制だって。さすが年の功だね。
おめでとうおめでとう。いっぺんで元気になりました。

でも明日までに返事出せって書いてある。ふふふ、たとえ穴埋めでも呼んでくれて嬉しいぜ。