なぜ温泉に出かけてはビールを注文し続けるのか


箱根に出かけて温泉ざんまい。

もちろん行きも帰りもロマンスカーである。いつも書いてしつこいようだが、これなら渋滞なし、生ビールあり。費用的にも4人家族全員で往復して一万円ほどだからクルマで行くのとあまり変わらない。なによりらくちんである。

箱根湯本の駅からタクシーで「天山温泉郷」に直行。近頃人気の日帰り温泉。連休だけあって今までになく混んでいる。そういえば端午の節句、菖蒲湯になっている。温泉に菖蒲はめずらしい。ここのお湯は熱めなのがお気に入り。でも人が多いからか、温泉のエネルギーをあまり感じない。昼食も、館内の食堂で食べる。ここで出るお鍋は野菜がたっぷりでうれしい。満腹になったら、部屋を借りて昼寝。ビールもたっぷり飲んでいるので爆睡する。気がつくと制限時間の二時間にあと15分ほどだ。あわてて露天に入りにいく。この露天は個室利用者だけが使えるので、メインの浴場があんなに人で溢れているのに誰もいないのだった。山の静けさ、せせらぎの音を聞きながらしばしのんびり。こっちは温泉のぴりぴりがからだに感じられた。やはりさっきのは人が多くてお湯がつかれていたのかもしれない。

温泉の後は、湯本に戻って駅の近くの居酒屋さんに行く。人に紹介してもらった鈴鹿というお店。電話して訊いてみると少し早いが店を開けてくれるという。小学生が一緒なので、居酒屋さんが盛り上がる前に食事が出来るのはありがたい。ここのお刺身がおいしかった。ブリカマも巨大なのが出てきて味もよろしい。一同満足である。

ここからはバスで仙石原に登る。もう日も暮れたというのに対向車線は渋滞の列である。湯本から富士屋ホテルの前まで続いていた。(その先は道が分かれているのでひょっとしたらもっと長い渋滞だったのかもしれない。)宿は会社の寮なので特別なサービスはないが、清潔でよろしい。思いがけなく、ここの風呂は温泉のかけながし。で、温泉のパワーが素晴らしい。ありがたいことである。

で、またビールを飲んで、よっぱらって寝てしまう。これ以上の幸せがあろうか。