なぜロマンスカーに乗ると生ビールをついつい頼んでしまうのか

versaloft2007-12-28


いつもより早めに休暇に入った。で、家族で箱根旅行。といっても日帰り。ちょっと慌ただしいです。

日帰りならロマンスカーに限ります。小田急ロマンスカーは速くて安くて快適で大好きだ。向かい合わせのシートも旅情があってよろしい。生ビールを飲んで、お菓子を摘んでいるうちに、1時間半足らずで箱根湯本の駅に着いてしまいます。

ここからタクシーに乗り「天山 湯治郷 」へ。以前にも訪ねたことのある日帰り温泉です。お湯もいいし、食事も美味しい。到着したのが午前11時頃で、ちょっと出遅れた時間だったのだけれど、予想外に人が少なく、のんびり湯につかれた。年末年始の休みが始まる明日からはこうはいかないかも。

ここの風呂は石けんしか置かれていない。排水の汚れを押さえるためにシャンプーを置かないのだろうと思う。温泉に浸かっていると「シャンプーがないので頭が洗えない」とお仲間にぼやく人がいて、ああ、そういう人が本当にいるんだなあとちょっと驚いた。その仲間は驚かずに聞いているので、ひょっとすると二人とも「髪はシャンプーで洗わなければならない」と信じているのかも知れない。コマーシャルの洗脳効果は凄いものだ。

食事は軍鶏鍋が季節のメニューに出ていたので、これを注文。鶏のスープでたくさんの野菜とともにいただく。ゴボウやキャベツが入っていて、これがとてもいい。最後は雑炊で締めて、満腹。ここには個室が借りられるサービスがあるので、これを利用して家族で昼寝。ビールもどんどん飲んだあとなので、自分でも呆れるほど熟睡する。

個室の利用者には奥の露天風呂を使わせて貰えるのでここにも入る。森の中、せせらぎがあって、竹林があって、という野趣溢れる中に露天風呂がある。すいている、というより誰もいない。時たま落ち葉が一枚、ひらひらと舞い落ちてくるばかりである。ひとり静かに熱めの湯に浸かって、ひたすらぼーんやーりする。至福であります。

帰りは夕方5時半のロマンスカー。湯本の駅近くでおみやげの饅頭などを買い込み、まただらだらと酒を飲みながら東京へと運ばれていく。で、7時にはもう家にいてお茶をいれて飲んでいる。ストレスというものがない。今回は日程の都合もあって日帰りになってしまったけれど、知らない旅館に泊まってウロウロするよりはよっぽど気楽である。

やっぱり箱根はいいなあ。ロマンスカーとタクシーを使えば渋滞知らずで安上がりに小旅行が出来ることがよくわかったので、また機会を見て出かけることにしよう。