なぜ旧友との再会でモンキーズを唄い叫ぶのか

土曜日は小学校のミニ同窓会。ミニのはずが15人も集まったのだからちっともミニではないね。6年間クラス替えなし、という特殊な環境だったので想い出は多く、結束も堅い。
今回のメインはいつも海外にいるのですっかりご無沙汰の男が登場すること。クラス一の秀才で今では大学の先生だ。風貌は相変わらずの偉丈夫で、さらに威厳が加わっているが、笑うと昔の顔になるよ。こういう瞬間があると、来て良かったと思う。

男女半々の集まり具合。こういう席は家族にも大いばりで飲みに行けるので、とてもうれしいという人がいた。女性は結婚時期が早い人が多く、子育てが一段落したから暇、などとうらやましいことを云う。最近の女性は中年になってもきれいで若々しいなあ。

食事会の後、流れてスナック貸し切り状態。にぎやかな音楽の中、隣り合わせた人間と話が始まり、それぞれ深刻なこと、心配なこと、思い通りにならないことなど語り始めるのを聞く。時々、マイクが廻ってくるので昭和の歌謡曲を受けねらいで唄う。スパイダースや奥村チヨ由紀さおり、旧い洋楽。みなげらげら笑う。同窓会は、今幸せな人間しか集まらないという人がいる。そういう気持ちも分からなくはないが、つらいことが多少ある時にも集まれる仲間でありたい。まあ、仲間だと思えないのであれば出る気にもならないが。