なぜ役人たちはだんまりを決め込むのか

あちこちの役所で起こる「裏金」のことなんですけど。
もちろん公金を集団で横領していたんだから悪いに決まってるけれど、役所って堅いつとめの人がみんなでやってるってことは「どうしても必要だったんだ」という理由があるんじゃないでしょうか。そりゃあ、中にはそれを私用に使ったり、着服したりというような輩もたくさんいたには違いないが、少なくとも出来心でできることじゃない。まして上司の許可無くできるわけもない。
だれか袋だたきになるのを覚悟で「裏金の正義」を語ってくれないものか。そこがわからないままだと、一度は収まっても、また形を変えて出てくるだけだと思う。三分の理くらいはあると思うんだけどなあ。同情の余地、というのではなく、制度的欠陥か、社会的風習と法律の齟齬とか、そういうものが知りたい。

そういえば「談合」もやってた人たちにもちゃんと語って欲しいぞ。日本のマスコミはそういう取材をしても読者の受けが悪いからしないのかな。悪者にしておいた方がわかりやすいもんな。でも当事者には言い分が絶対あると思う。勝手でもいいから、それをぜひ聴きたい。

こういう「正義」や「三分の理」について本でも出ていないものかしら。