なぜ我が家の餃子を食べながらニュースを見てげんなりなのか

どのニュースも冷凍食品の餃子で大にぎわいだ。

中国という国は日本人には昔からブラックボックスだ。
文化でもなんでもここから流れ込んでくる。そこではなにか計り知れないものが、想像を超えた方法で作り出されている気がする。今回の事件も国内が産地であればただの事故、スキャンダルだったろうが中国が産地だと知ると「それはあるかもしれない」と思ってしまう。想像力は限りなく膨らんで、蓋然性が必然性に思えてくる。

中国産の野菜を買う理由が特にないので、我が家では買わないが、外食ともなればそうもいかない。知らず知らずのうちに口にしているのだろうなあ。３０年前にはほとんど飲まれていなかった中国茶を、今ではどこでも飲めるようになったけれど、茶畑はそんなに急に拡大できるものなのか。疑り深い僕はペットボトルのウーロン茶を飲まない。

見ぬもの清し、というけれど、見えないものを疑い出すときりがないね。とはいえ外食は控えて、つとめて我が家で食事する。お財布のためにも、それに越したことはない。