なぜ植木等の臨終に及んでおたおたしてしまうのか

versaloft2007-03-28



あまり本気のことは書けないのがblogというものだと思っているが、つい、書いてしまうこともある。

植木等が亡くなった。
朝日新聞に寄れば矢作俊彦は「石原裕次郎美空ひばり、最後に植木等が亡くなって昭和が終わった」ということを言ったように書かれているが、ほんとうにそんなことをあの矢作が言うのか?朝日新聞が勝手に創作して書いているだけではないのか。

個人的には美空ひばりにも石原裕次郎にも全く興味がないし、影響されている自覚はない。マスコミとして表面をなで回す結論にすぎない。青島幸夫とクレイジーキャッツのプロジェクトに関しては、もしもなければ今の自分はないと確信する。そのほかに同時代的なカリスマプロジェクトをあげろと言われたら?長谷川町子井上ひさしかなあ、サザエさんとひょうたん島といっていいと思う。もっともテレビではなく新聞連載のサザエさんです。

それはともかく。

クレイジーキャッツを知らない若い世代に説明するとしたら、「smap」を100倍くらいに強力にしたグループだと言うしかない。smapは優れたグループだと思うし、テレビへの君臨の様子は他に類を見ないと思う。でも、クレイジーキャッツは優にその100倍は影響力があった。それはテレビの影響力の差でもあるんだが。

おそらくsmapは海外へ輸出することが「技能の問題」で難しいと思うが、クレイジーキャッツは「価値観の問題」で難しい。もしもアメリカが戦争で負けて敗戦国になったら、あっちの人も少し理解できるようになるかも知れない。

今週末は車の中でクレイジー全集を大ボリュームで聴くことになるだろう。
あ、ちょっくらちょっとパーにはなりゃしねえ!♪!