なぜいい歳になっても100エーカーの森を彷徨うのか

石井桃子さんが亡くなられた。ついこの前、インタビューを見たばかりだったのに。101歳まで現役の作家だったのだから凄い。

石井桃子さんに恩義があるのは、やはりミルンの「クマのプーさん」を翻訳してくれたことだ。後年、ディズニーがやり放題で陽気な中年オヤジのように描いてしまったプーさんではなく、ちょっと気難しくて、わがままで、クリストファー・ロビンの親友だったプーさんの世界が好きだ。岩波から翻訳、出版されたのが40年だという。40年って昭和じゃないよ。1940年だよ。なんてモダンなんだ。

感謝とともに、ご冥福を心からお祈りします。