なぜ水俣病の小説をソニー・ロリンズで一気読みなのか

versaloft2008-04-12


水上勉の「海の牙」を読んだ。
ひとりで家にいたので、通勤途中で半分読んでいたのを、でかい音でCD聴きながら一気に読んでしまった。こういう休日って久しぶりだがリラックスするなあ。

水俣をモデルにした町が舞台のサスペンス小説である。有機水銀による公害病が蔓延する町で、調査に来た医師が消息を絶つ。作者がこれを発表したのは1960年だというが、内容はともかく、話運びのスピードは古くなっていない。水上勉の小説は初めて読んだけれど、予想外に面白かった。

例に寄って図書館で借りてみた本の一冊。これは拾い物でした。また図書館で何か頼んでみよう。

http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%B7%E3%81%AE%E7%89%99-%E6%B0%B4%E4%B8%8A-%E5%8B%89/dp/4575658146

そういえば、先週は買ったまま放っておいた浅田次郎の「王妃の館」も読んだ。上下2巻組。ああ、面白かった、という内容なので、こういうのは長いほどよろしい。個人的な記録としてメモしておこう。これからはこういうのも図書館で調達しよう。本が溜まらなくて済む。