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なぜ河口湖で買ったハバネロを入れたチリビーンズに痺れるのか

トレランの会場でなぜか野菜が売られていた。大根が100円、とかでまあ安いのだろうが、ここで買って帰る気もしない。で、ふと見るとハバネロがある。買ってみた。帰ってから作っておいたチリビーンズに、刻んで混ぜてみた。う、からいっす。当たり前だ。一番…

なぜ小説を読んで記憶の隅にあったあったものがぞろぞろ出てくるのか

奥田英朗の「東京物語」を読んだ。 ほとんど同世代の男の子が名古屋から東京に出てきて浪人して大学に入って大学を中退してコピーライターになってという話で、自伝的なものらしいが、これがじつに同時代的で共通項がいっぱいある僕はかなり面白く読んだ。あ…

なぜ安ワインはラベルがいいものほどうまいのか

ワイン通ではない。 でも美味しいワインは好きだ。 外食を重ねる財力がないので我が家で食う飯を良くしたいと思う。で、週末の夕食はステーキにした。和牛の良さそうなところがセールになっていたのでついつい買ってしまったのである。電気のプレートで、台…

なぜ楽器を持って銀座を歩くと幸せな気持ちに満たされるのか

楽器の調整を頼みに銀座まで行った。 もちろんわざわざ銀座まで行かなくても大久保当たりにいいお店はいくらもある。が、この店で買った楽器だし、仕事場にも近いので結局ここへやってくるのである。高校生のころ、自分の楽器が欲しくて小遣いを貯めていた。…

なぜ東急ハンズに行けないうちに当たりの金物屋さんに巡り会うのか

キッチンの食器棚が壊れてしまった。壊れたと書くと破壊されたようだけれど、実際は扉の蝶盤が壊れて、開け閉てがままならなくなっただけなのだ。二つの蝶盤で取り付けられているうちのひとつが壊れただけで、こんなにも不便なものか。以前にも他の扉が壊れ…

なぜTHE ONE SHOWが届くと春が近いのか

ニューヨークの広告屋さんたちがつくっている広告年鑑の名前をThe One Showという。 去年の優れた広告を集めた作品集なのである。昔の百科事典くらいの大きさだ。日本では時流と違うためなのか、あまり人気が無いけれど、僕は毎年楽しみにしている。もう20年…

なぜちょっくらちょっとパーにはなりゃしねえ♪なのか

青島幸男が亡くなった。 都市博以降は見せ場の無かった人だけれど、僕は「青島幸男が知事の東京都」に住めて幸せだった。 だって「スーダラ節」の「ドント節」の「無責任一代男」の青島幸男が知事なんだよ! 世界のどこよりも東京に生まれてよかったなあとつ…

なぜ何もしないうちに年が暮れて行くのか

いやはや、12月になってしまうのである。 年の初めにやらねばと思ったことがほとんどできていないのに愕然とする。今からではどうせ間に合わないや、来年にしようというアキラメがふつふつと湧いてきて、きっとこのままだらだらと新年を迎えるのである。荷風…

なぜ銀座山野楽器に行くと懐かしい気持ちになるのか

クラリネットという楽器はマウスピース(吹き口のところ)にリードという板をつけて、これを息の力で振動させることで音を出す。リードの材料はケーンという葦の仲間で、見た目には竹細工のようである。竹とんぼの羽の部分にも似ている。 これは消耗品であり…