なぜ21世紀になってカノッサの屈辱を見るのか

versaloft2007-02-06


カノッサの屈辱という深夜のテレビ番組が、昔あった。

内容は世の中のマーケティングの実態や歴史を、教育番組仕立てのパロディにしたもので、ファーストフード業界とか、今でも憶えているような傑作がいくつもあった。歴史を語る言葉が、それこそ高校時代に習った教科書に出ていた言葉の断片でちりばめられていて、それがむしょうに面白かったのである。

昨夜、その復活番組が放送されていたので見た。司会は故・仲谷昇教授に代わり伊武雅刀教授だ。テーマは携帯電話だった。神聖NTT帝国とか、それなりに面白くはあったが、げらげら笑うほどでもなく、これは見ているこちらのエネルギーが落ちているからかなあ、と考えた。

最後のタイトルロールを見たら、小山薫堂の名前が無い。ちょっと寂しかった。