なぜ小説を読んで記憶の隅にあったあったものがぞろぞろ出てくるのか

versaloft2007-02-15



奥田英朗の「東京物語」を読んだ。
ほとんど同世代の男の子が名古屋から東京に出てきて浪人して大学に入って大学を中退してコピーライターになってという話で、自伝的なものらしいが、これがじつに同時代的で共通項がいっぱいある僕はかなり面白く読んだ。ああ、そうだったよなあ、写植やさんにコピー届けて打ってもらって、それをまたトレスコープで焼いて・・・。なんてのんびりした時代だったんだろう。

そんな内輪話を面白がって読んだので、いまどきの普通の人にも面白いのかどうかはわかりません。