なぜリコーのカメラは渋い進化で超然としているのか

versaloft2007-11-01


デジカメはRicoh GR-Dを使っている。

アナログの時からGRシリーズのファンなのである。リコーというメーカーは不思議な会社である。NIKONCanonのような大手の支配力が強いカメラの世界で、独自のテリトリーを守って、しかも優位に立っているように見える。自動車の世界で云えばスズキとかポルシェとか、そういったブランドに近いかも知れない。

そのGR-Dがモデルチェンジしたという。モデルチェンジなのに外観は区別か付かない。中身が進化したというわけだが、ドッグイヤーのデジカメの世界で2年も同じままだったのだから凄いものだ。しかも旧型モデルのユーザーには新機種で採用されている機能のいくつかが、ネットを通じて提供されるという。くすぐるところもうまい。

レンズのネームリングの、文字をすべてブラックにしたパーツに交換するというサービスも始まった。渋すぎて、何処が変わったのかわからないようなディティールだが、僕はこういうのに弱い。さっそく昼休みにサービスセンターを訪ねて交換して貰った。代金は2100円。うーん渋い。満足です。