なぜ山下洋輔のピアノは30年を越えてだばととんと響くのか

versaloft2007-12-02


スタジオ通いが長くて、更新できない日が続いてしまいました。

この一週間で急に冬への下り坂を駆け下りた感じがします。昨日公園を通ったら見事な紅葉があったので写真を撮りました。実際にはこれの10倍くらい鮮やかでしたよ。涼しい空気の中、小さな蜂が飛んできて、日だまりの中でじっとしていたのでそれも写真に撮ってみました。なんだかさびしい写真になってしまった。

ここのところ、自転車にも乗れず、東京の秋が一番美しい時期を逃してしまいそうです。明日天気が良ければ神宮経由で出社したいのだけれど、はたして天候はいかがなものでしょうか。
四季を通じて東京の街が一番美しいのは、連休前後の新緑の頃です。淡い緑に包まれる時期はほんの一瞬で、一週間も経てばケヤキ並木の緑は影を濃くしてしまいます。秋も同様で、銀杏の黄金色は一瞬。それが過ぎるとゴールドが薄くなり、ちょっと白っぽい景色になってしまうのです。

先週、山下洋輔の演奏を久しぶりに聴きました。昭和女子大記念ホールという広いコンサートホールの、2階席のかなり後ろの席でしたが「ぐがん、ぐがん、だばととん♪」を懐かしく拝聴して、とてもうれしかった。無理して行った甲斐がありました。
コンサートといっても「はじめてのJazz 2」という名のイベントで、ジャズの歴史を語るタモリ教授、糸井重里の司会、という座談会形式コンサートでしたが、あれ、若い人には楽しかったのかな。僕はもちろん山下洋輔のムーンライトセレナード、とかワンノクロックジャンプとか聴けて、ご機嫌でした。思えば、昔の全日本冷やし中華連盟総会のようなイベントでしたね。たしか渋谷公会堂だったと思うけど、あれも楽しかったなあ。