なぜ軽井沢まで出かけてあちこちで小市民な快楽をもてあますのか

怠け者にもいいことがある。

軽井沢へ出かけようとした11日はお盆休みの帰省ラッシュ。前日の夜中に環七沿いのドンキホーテへ行ったらすでに渋滞が始まっていた。朝起きてからテレビの渋滞情報を見ても30キロだのと云っている。で、あきらめてのんびり昼頃家を出て、道中で昼食を摂ってから1時過ぎに関越自動車道にのったら、あっさり渋滞は解消していてすんなり三時には軽井沢にいた。遅いモノ勝ちである。

そのまま宿に行ってもよかったのだが、行くとそのままになりそうだったので軽井沢らしい喫茶店で一服しようということになる。尋ねたのは「ばおばぶ」という陶芸の店を兼ねた喫茶店。星の王子様と関係があるのかと穿っていたがそれらしい気配はない。窓の外は野趣あふれた池とせせらぎと森に囲まれた、静かで木の香りのする喫茶店である。軽井沢のメインの場所からは遠く離れているけれど、店内はお客でつねに満席である。軽井沢にドライブしてきて、ここで一服すればだれしも納得するだろう。コーヒーも美味しい。

宿では風呂に入れて貰い、だらだら。で、すぐメシ。鬼のように凄い量のメシが出たので、鬼のように食べる。
あまりの満腹に、散歩がてら家族全員サザエさんのように上を向いてプリンスのアウトレットを見に行く。前回来たときよりさらに店が増えており、とても全部は見て回れない。満腹しているとなにも欲しくならないのが常で、さしたる買い物もしない。ゲームセンターで太鼓をたたくゲームをして熱くなる。そんなこんなで平和に宿に戻って、だらだらと酒を飲んで寝る。

平和である。悪かろうはずがない。