なぜ御前崎まで出かけてテントの重しと化しているのか

versaloft2007-04-29


土曜日、御前崎は嵐だった。

イベントの立ち会いで御前崎で行われたFEEL EARTHという催しに出かけた。日本中で天気が大荒れ、だったようだけれど、静岡県御前崎も例外ではなく、さっきまで晴れていた空が一転にわかにかき曇り、真っ暗になったと思ったら大粒の雨と、次々に押し寄せる風の固まりと、怖い怖い雷がどかどかと落ちてきた。イベントは中断。展示用のテントを飛ばされないように、柱を低くして、ロープを何本も補強して、さらに布が飛ばないように人間たちが押さえた。どこかのテントは飛ばされて海の中へ落ちて行ったという。相当にやばい、嵐であった。

落ち着いてきたのでずぶ濡れの服を着替えに独り用の宿泊用テントに潜り込む。着替えているうちに、またまた大粒の雨がテントをたたく。風もさっきより強いほど吹き出した。すっかり嫌になって、そのままテントの中で本を読んでいた。不思議にテントの中は明るいのて読書には快適だ。

30分ぐらいして様子が落ち着いたので、イベントに戻ると中止が決定していた。「あの独り用テントは風で揺れるけど全然飛ぶ様子がない。よっぽど風に強いテントに違いない」とみんな感心していたらしい。よもや、ヒゲのおっさんがゴロゴロねそべって重しになっていたとは、誰も気づくまい。ふっふっふ。