なぜマイルスの音は50年経ってもめちゃくちゃお洒落なのか

versaloft2006-09-08


久しぶりにアナログレコードを出して聴き始める。マイルスはいいなあ。恥ずかしながら我が家のCDプレーヤーはスピーカーケーブルより安いしろものなので、アナログプレーヤーのMCカートリッジで再生される音の方が艶も深みもあっていい感じがする。
STEAMIN'は伝説のマラソンセッションの一枚、というくらいがせいぜいの評価しかされないけれど僕はとても好きなアルバムだ。1曲目のSurry with the fringe on topがよい。この曲はブロッサム・ディアリーのONCE UPON A SUMMERTIMEでも有名だ。マイルスも彼女に負けずにトランペットで可愛らしく唄う。ああ、そうだこのアルバムのマイルスはよく「唄って」るんだな。だから聴いていて気持ちいいのかもしれない。

録音は1956年5月と10月。今年で50周年だ。マラソンセッション50周年記念BOXとか出す商魂たくましいレコード会社は無いのか、ってビクターしか出せないじゃないか。著作権はまだ切れないので安心してかっこいいBOXを出して欲しいな。資料が充実していたらぜったい買うぞ。すぐ買うぞ。いま買うぞ。