なぜ映画を観ただけでニューヨークの画廊めぐりがしたくなるのか

映画「ハーブ&ドロシー」を観た。渋谷イメージフォーラム

ドキュメンタリーである。ニューヨークに住む裕福でもなんでもない夫婦が、純粋に楽しみとして美術品を蒐集していて、それがちょっと度を超しているので大いに考えさせられる話。彼らのルールは、小さいアパートに入る美術品である事と、自分たちの少ない予算で購入できることが条件。それでいて、最終的には(まだ続いてるんだけど)コレクションがワシントンの国立美術館に引き取られて行くほどの重要度と規模になっていく。

美術品って、見る目があると楽しいんだろうなあ。中毒になるのもわからんではない。楽しそうな人生だ。ほんと、いい映画でした。お客さんが入っていてよかったなあ。