なぜつかこうへいの芝居を久しぶりに見てちょっとノスタルジーなのか

つかこうへい作/演出「飛龍伝 2010ラストプリンセス」を観た。

たまたま当日券が手に入ったので出かけたのだけれど、花道そばの前から三番目という予想外にいい席をもらって驚いた。一人だけだから何かの都合で空いた席なのかもしれない。

暗転した客席に「若者たち」が流れて、始まりはまるで昔に戻ったようだ。
しかしそこから始まる話は僕の知っている昔の飛龍伝とは全く違う。ヒロインを演じる黒木メイサが可愛らしい。脇の役者は徳重聡、東幹久、などなどそれなりにいい。見に来てよかった。ただし、飛龍は飛びません。

それにしても新橋演舞場でつか芝居ってどうなんだ。休憩時間が35分もあって、おばさんたちがお弁当食べてるし、お土産買ってるし。昔の紀伊国屋ホールを基本にする勝手なファンには、提灯の下がる客席はなにかの冗談みたいでした。