なぜ成城の大工センターが無くなるのを知って吃驚なのか

成城の東宝日曜大工センターが今月末で閉店するそうだ。

成城の駅から住宅街を抜けて行くその道は、撮影所への道として読み物にしばしば登場する。坂を下りて仙川沿いの敷地へ入り、上流へ100mほど進むと日曜大工センターがある。園芸用品も、工具類もふんだんに揃っていて、東急ハンズかそれ以上のモノが豊富にあって、調布に住んでいた頃はよくお世話になった。

今日、たまたま行ってみたら商品が全然ない。よく見ると全品50%OFFと書いてある。なんと閉店セールだったのだ。ええ〜!ショック!
店内にはもうあまりお客さんもいない。セールの嵐が去ったあとだったのかもしれない。目当てのものは見つからなくて、というより棚ごと空っぽで、結局、目に付いたウサギの餌だけ買うことになった。

レジ前で偶然、大学の先輩に遭遇。「ここにはお世話になったなあ」と地元民の先輩は云う。「何でもあったものね。井戸のポンプとかその部品とか。誰が買うんだろうと思ってた」「あったあった。変なのいっぱいあったよなー」「それにしても何でこんなのがここにあるのか不思議でしたよね」「大道具とか小道具とか撮影所がらみだったのかなあ」

成城の駅前もとっくに変わってしまったし、ここもいつまでも牧歌的なお店でいるわけにもいかないのだろう。桜の季節には川沿いの眺めが素晴らしかったけど、そこも無事ではすまないのかな。ちょっと心配。

お世話になりました。いままでありがとう。
働いてきたすべての人たちに感謝です。