なぜワシントンの演説を聴きながら焼酎のお湯割りを飲んでいるのか

大統領って王様なんだなあ。

ブッシュの時もクリントンの時も、アメリカ合衆国大統領をそう感じたことはないけれど、オバマはまさしく王様だ。国民は新しい王様の誕生を祝って200万人が首都に詰めかけたのだという。

坂本龍馬の話で「メリケンでは王様を国民が選ぶんじゃきに」という科白があった気がする。もちろん小説家の創作だろうけれど、就任演説の様子を見ていてそれを想い出しました。

300年も続いた封建主義をさっさと捨てた日本人だから、自由民主主義も、古いと思えばどんどん捨てて次へ進むんだろうけれど、次がなんなのか分かるまではこのスタイルを換えるわけにも行かないものなあ。

アメリカってたぶん宗教の一種だ。民主主義という宗教と、その司祭である大統領と、その信者で構成されている。日本の健全なところはその宗教に改宗したと見せかけて、ぜんぜん信じていないところだと思う。だって徳川幕府の方がアメリカよりはるかに長持ちしたもんね。

ほろ酔いで書くblogはろくでもないが、オバマ就任記念として書き直さずにおきましょう。