なぜ新年会の食材はいつも偏って集まってくるのか

親戚一同,というほどの人数でもないが我が家に集って宴会。こうしてみな無事に新年が迎えられこんなにめでたい事はない。

今年は義兄が作ってきてくれたローストビーフが絶品で、奪い合って食べる。食い意地が張っているのは一族の常なのでしかたない。先日長野に住む友人が送ってくれた生唐辛子をつかって柚子胡椒を作ったのだが、それがまた絶妙に合うのである。

今年はなぜかいただきものの数の子が豊富。みなでこりこり食べてもまだ一箱ある。子持ち昆布も用意してあったのに、うっかり出し損ねた。

さんざん飲んで食べておしゃべりをして、子どもたちはカルタをして、最後に記念写真を全員で撮影する。この過ごし方は新年ならではだ。

お客様が帰った後に片付けを終えて、のんびり古い映画を見ていると外交官令嬢の山口百恵とヤクザの三浦友和が餃子を食べるシーンがあり、むしょうに食べたくなる。で、近所まで餃子を探しにいくとあっさり発見。新年早々餃子かよ、という声もあろうが、食べたくなったら仕方ない。これを持ち帰って、またじわじわとビールを飲む。

正月が終わらないといいのにな。