なぜホストさんたちの隣に座って花園神社の三三七拍子を聞いているのか

今年は三の酉まである。火事に気をつけましょう。

娘のお稽古が午後からだったので、その前に新宿の花園神社まで足を伸ばしてお参りに行く。熊手の市が軒を並べていて、眺めるだけで楽しい。うちは商家ではないので派手な熊手には縁がない。社務所で分けてくれる小さな熊手、700円也が相応です。

まだ早い時間なので、混雑が少なくて助かった。娘の買い食いやくじ引きに付き合って、境内をぶらぶら。ソースせんべい、アンズ飴、紐を引っ張る籤、射的屋、トウモロコシ・・・・。オヤジはランチ代わりにおでんの屋台に座り込んで燗酒を一杯。それもまた風情であります。

場所柄、お勤め明けのホストやホステスが妙に静かに飲んでいるのも可笑しい。せいいっぱい大きな熊手を担いだ若いホストは目がもう眠いと言っている。熊手市から聞こえてくる三三七拍子だけが妙に元気だ。