なぜ東横線の混んだ車内で自転車のでかい袋を抱えて泣きそうなのか

昨日,横浜まで輪行した話を書いたけれど、そこんとこだけちょっと詳しく書く。

もともと自転車整備のちゃんとした知識やスキルがある訳ではなく、パンク修理がいいところなので、自転車をバラして運ぶ、ということは相当のプレッシャーである。何かへまをして、とんでもないことになったらどうしよう。

くよくよしても仕方ないのでタイヤの空気を入れ直して、指南書通りに輪行袋に入れる。特に道具も要らないし、それ自体は難しくない。でも、これで正しいのかと言われると、皆目自信がない。途中でばらけたらどうしようとオドオドしながら運ぶ。

行きはクルマで駅まで送ってもらったので、らくちん。100メートルも歩いていない。エレベーターでホームに昇り、来た電車に乗るだけ。早朝なので空いていて助かった。目的地の駅でも、エレベーターで地上に昇ると、広々としたコンクリートの通路で、幸い通行人はほとんどいない。慣れぬ手つきでタイヤを装着する。

ブレーキは大切。これだけは慎重に調整する。袋やバンド類をきちんと小さく仕舞ってしまえば、自転車はなんと自由な事だろう!案外簡単に輪行は成功し、無事にエコライドを完走した。やれやれ。

帰りも慎重を期して、始発駅の中華街から電車に乗る事にした。道行く人に迷惑をかけぬように山下公園の広い場所で再びタイヤを外し、フレームを挟むように結びつけて輪行袋に納める。なんとかバラバラにならないのが分かったので今度は安心だ。よいしょと担いで地下鉄に乗る。エレベーターはホントに助かります。

最初は空いていたので何も問題はなかった。
でもだんだん人が増えてきて、自由が丘からは朝のラッシュ並みの込み方になった。端の席に座って大きな輪行袋をドアの端に立てて押さえていたのです。でもそこにもどんどん人が乗ってきてしまう。袋に入っているとはいえ、フロントフォークが上になっているので、これが人に刺さるとかなり痛いはず。で、ずっと袋越しにフォークの先端を手で握っていました。

学芸大で降りて、再び自転車で移動しようと思っていたのに、
降りられません(泣)

中目黒でもいいかな、と思いましたが
もっと混んできました(泣)

仕方なく終点の渋谷まで行って、結局電車を乗り継いで帰りました。
でかい荷物持って混んだ電車に乗りやがって、という視線を痛いほど感じながら乗るのはつらいです。輪行は、知らない街をぶらぶらするにはうってつけ。いい楽しみだと思うけど、こんどは各駅停車で帰って来ようと反省しました。

写真は全く関係がないが、親子丼を食べる僕を睨む愛宕山の猫様。