なぜ昔の邦画でも、モノクロ映画はぞっとするほどモダンなのか

映画「陸軍中野学校」を観た。

おもしれー!
市川雷蔵ってこんなによかったのか。
懐かしのテレビドラマ「奥様は18歳」で「そうざます!」とかやっていた小川真由美も、とんでもなく若いし美人だし、最高だ!

陸軍中野学校 [DVD]

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加藤大介も芸が細かい。いい人に見えてやることが凄くて怖い。

帝大卒をはじめインテリの青年将校を集めてスパイとして育てる話。謀略や暗殺、非合法な活動の方法を学びながら、仲間の腹を切らせたり、あげくの果てには自分の婚約者も毒殺する。この頃の日本映画ってほんとうにいいなあ。金正日将軍様がこの映画のファンで、そのままのスパイ学校をつくらせたと言う話を読んだことがあるけれど、案外本当かも知れない。オタクなんだなあ。

大昔に日曜の昼間、テレビでやっていたのを見た気がするけれど、めちゃくちゃ暗い話はともかく、その時の絵はよく覚えていない。だから、こんなに絵作りのうまい映画とは思わなかったので大いに感心した。前に書いた「地下室のメロディ」と同様に、話としてはつっこみどころ満載。でも、そんな無粋なことは言いません。かっこよければいいのだし。

しまった。この続編映画もON AIRしたらしいが録画していなかった。悔しい。

*ごめんなさい。小川真由美は別の人と勘違いしていました。だれだっけ。