なぜ東京駅前でタイの友人たちのことを想い出すのか

はじめてタイに行ったとき、ラーメンのような麺を食べた。味が眠くて、あまり好みではないなあと思ったのを覚えている。しばらくしてタイ人の友人たちと屋台へ行ったとき、スープヌードルを食べようと言うので、いわれるままに付き合った。彼らはスープの中に、薬味入れから唐辛子が入ったビネガーと、醤油のようなナンプラーと、唐辛子の粉と、さらに白い粉をザバザバと入れて食べ始めるのだった。ひょっとしてその白いのは砂糖かというとそうだという。ううむ、さすがにそれはなあ、と思っていると、いいから入れてみろという。だまされたと思って砂糖を入れ、その他もおそるおそる入れて食べてみると、おお、これはうまい。
以来、バンコクへ行くと暇を見ては屋台でソバを食べるようになった。バーミーナムというと通じるのである。一杯が70円くらいだったと思う。

東京でも食べられるところが増えたが、僕が好きなのは東京駅前のPCCPビルの中にあるタイレストランだ。ここではお昼に行くと650円で写真のようなランチが食べられる。久しぶりに前を通ったので、食べにいきました。ああ、やっぱりうまいなあ。タイのあの連中は元気でやってるかなあ。