なぜ大の男がそろってくにもとの焼き肉にうっとりなのか

ずうっと先延ばしにしてきたお祝い事をようやく果たす。タイミングがずれすぎて間が抜けた気もするが、全員の予定がそろうのはまれなのでしかたない。運良くおいしいと評判の焼き肉屋さんに集まることが出来た。心を込めて乾杯。

僕はちっとも知らなかったが、浜松町の「くにもと」というお店は焼き肉マニアには好評な有名店なのだそうで、メンバーのうち２名の強力な推薦で決まった。いつもは予約も難しいらしい。席の脇にはお酒をゆっくり楽しむ店ではなく、肉を味わう店だというような張り紙がしてある。心意気やよし。上質な肉を山のようにして、それを炭火で炙ってはたいらげていく。宴会というよりは祝祭に近いなあ、これは。

肉のおいしさは文句のいいようもない。ただ、僕にはここまで上質でなくてもいい気がする、と謙虚にさせるほどの晩餐でした。

帰りがけ、隣に来たお客さんから声をかけられる。おお、懐かしい。昔よくいっしょに遊んでくれた同業者。嬉しい偶然にも、感謝。