なぜ歌舞伎座に入るなりまっすぐ佃宝煮を買いに行くのか

versaloft2007-08-26


ひさしぶりに歌舞伎を見に行った。

八月納涼大歌舞伎、お昼の回だけ見たのだけれど、今回は古典(ていうのか?)は無くて山本周五郎原作の「ゆうれい貸屋」と渡辺えり子の「新版 舌切雀」。どちらも愉快で飽きさせない、夏の昼間に見るのは陽気でよろしい。とくに後者はレビューを見るようなもので、誰でも楽しめるだろう。演出も美術も一部には呆れかえる人もいるでしょうけど。

それにしても芝居って面白いなあ。役者さんもいい。勘九郎三津五郎も、劇場全体を独り占めにするパワーに溢れているな。昔通りになんかやるもんか!という役者魂か。お客さんも大勢入っていて客席も盛り上がっておりました。

幕間では茹で上げアズキを食べる。甘いアズキに抹茶のアイスを載せたもの。これが暑さで疲れた体にうまかった。お土産は劇場内で売られている佃宝の佃煮と福豆。これが馬鹿にできない美味しさ。

帰りは生ビールを軽く一杯飲んで家路につきました。地下鉄は空いていて、のんびり快適。いい日曜日だわい。