なぜ熱海まで来てハーブ園だのバラ園だのをうろうろするのか

versaloft2007-05-21


大学時代の友人たちと小旅行に行った。

行き先は熱海である。なぜ熱海?という質問も自然だと思うけれど、熱海はなんといっても足の便がよろしい。品川からひかりに乗って29分である。家に帰るより早い。当然、西の方からやってくる友人にも便利である。で、ここのところ三回連続で熱海で開催、ということになっている。

訪れてみれば、居心地のいい街である。
その俗っぽいところ、観光客の一見客ばかりを当てにしているように見える部分は鼻につくこともあるけれど、よく見ればそれも他愛ないものだ。いい店もいい宿も、探しさえすれば、実はたくさんあるようだ。

学生時代に戻って気の置けない9人の友人たちとべらべらしゃべり、麻雀して、宴会して、温泉に浸かって、爆睡して、朝になったら海岸を散歩して、ニューアカオがやっているバラ園に散歩に行ってバラのアイスクリームを食べた。じつにお気楽でたのしい旅行になった。持つべきものは素敵で優しい友人たちであります。僕は彼らひとりひとりに、いろんな意味で影響を受けているなあ、とつくづく思う。

土産にしようと、干物屋でキンメダイを買い求めた。でかくて、脂が良くのって、1600円。安い。サンマのみりん干しとか、僕の他、客は誰もいない店先で目に付いたものをいくつか一緒に頼んでいたら、あとからグループ客が狭い店先にわいわい押し寄せてきた。うーむ自ら招き猫と化したか。

帰路は3時頃の新幹線に乗ったら、4時半には東京の家にいた。早い。早すぎる。
帰宅してから、温泉まんじゅうもそこそこに、さっそく干物を焼いてビールを出して、食べる。うまかった。残った皮や骨もあぶっておつまみにしてしまう。無駄がない。