なぜ村田和人の歌を久しぶりに聴くためにレコード棚をひっくりかえすのか

versaloft2007-01-03


年末のサンデーソングブックで久しぶりに村田和人を聴きました。昔のアルバムがデジタル化して再発されるそうで、これは昔なじみとしては買ってiPodに入れさせてもらわないと。とりあえずアナログ版を発掘してターンテーブルに載せた。電話しても♪とメロディが流れると甦るなあ、あの頃が。

デビューアルバムの「また明日」に続いて、「ひとかけらの夏」が出たのは1983年だ。今思えばもう社会人だったんだなあ。まだ学生気分でした。カーステレオでよく聴きました。この中の「So long,Mrs.」は、ユーミンの「あの頃のまま」に通じる世界で、切ない。

村田和人は澄んだ美しい歌声の持ち主で、ナイーブな歌詞がよく似合うミュージシャンです。山下達郎のバックコーラスだったことで分かるようにテクニックも歌の内容も洗練されていて都会的。で、リゾート的。夏っぽくて、育ちが良くて、感じがいい。屈託のない南佳孝、という感じかなあ。当時のコマーシャルソングの世界にはぴったりで、控えめではあるがメジャーではあった。でも、新しもの好きのコマーシャル業界で、しだいに影が薄くなっていったのはやむを得ないことだったと思う。あの山下達郎だってクリスマスイブのスーパーヒット&スタンダード化がなかったら、音楽界の重鎮にはなっても大衆化は為し得なかったかもしれないのだし。

もしも、村田和人がオリジナルソングにこだわらずに古今東西の名曲を唄うシンガーであったら、と夢想する。矢野顕子山崎ハコが唄うカバー曲を聴くと幸せな気分になるように、男性でもそういう歌が聴きたいと思う。

ところで、夜になってamazonからの配達があった。中身はRicoh GRDである。
年末のハッピーセールの対象になっていたので、5万円台で購入できた。しかもあとでクーポンが5000円分送られてくると言うことなので、つい「ポチ」としてしまったのであります。価格的には安いんだけど、お小遣い的には実はきびしいンだよなあ。と思いながらも頬がゆるむ。さっそくファームウェアのバージョンアップ(買ったあとでも進化するのが美点)などをして、お支度をする。明日からしばらくこれで撮ってみよう。収納ケースはあった方がいいかもしれないなあ。