なぜ不思議な気分で文化の日は暮れていくのか

versaloft2006-11-03


文化の日だそうで。
そういえば物心ついたころからこの日はイベントの日だ。姉たちの学校の文化祭からはじまって、学校に上がってからは一貫して発表会だの演奏会だので、むやみに慌ただしかった。社会人になってからも現役の生徒たちのお手伝いが続き、気がつけば自分の子供たちが幼稚園や学校で発表会をするようになっている。これものんびり出かければいいのとは違い、数ヶ月前から準備があって秒読みが始まるという具合でまことに気ぜわしい。まあ、それが僕にとって文化の日というべきものである。

ところが今年はどうしたことか、なにも準備がなく、「あ、文化祭くるの?適当に来れば? なにもないけど」という拍子抜けするような一日。のんびり娘の通う学校へでかけて、文化祭の出店で鯛焼きを食べて、縁もゆかりもないハンドベルクワイアーのコンサートを古い礼拝堂で楽しんで、ふらりと帰ってくる、という一日であった。ああ、楽だ。

帰宅途中、鶏肉屋さんで評判の「チキンカツサンド」を買う。250円也。これを家でバウルーで焼く。マスタードハバネロも追加して、うまさ倍増である。ビールを飲みながら遅いランチ。誰もいない家でレコードをならしながらノンビリするのは、これまた幸せだ。ざまー見ろ!というなんの根拠もない勝ち誇り。たまには許してください。