なぜ高機能電気釜が沈黙するとすべてがストップしてしまうのか

電気釜が壊れた。

いまどきは保温機能付き炊飯器、というのかな。2006年の12月に買ったと自分でblogに書いていた。つまりまる4年働いてくれたわけだが、操作用画面が消え、あらゆる操作を受け付けなくなった。電源コードを外すと時計は表示されるので、まったく駄目というよりも、なにかのセンサーが誤作動していると思われる。裏蓋を無理矢理あけてファンの埃を取ったり、怪しい部分をブロワで吹いてみたりしたが改善されない。取扱説明書には解決の方法はおろか、症状自体が見当たらない。うーん。

生活家電は壊れると家族全体に影響する。ご飯は鍋でも炊けるがタイマーや保温機能にも頼っていることを実感する。なかなかシンプルな昔には戻れない。修理に出すとその間不便だし、買い替えるしかないのか。

で、ふと思いついて内釜を支えるバネ式の凸起金具を磨いてみた。センサーが内蔵されていそうな部品だから。きれいに磨いて、しつこくバネを動かしてみたら、はたして復帰した。部品を外して内側も磨けば完璧だろうけれど、そこまで分解するスキルはないので、中途半端なメンテナンスであきらめた。

きっとこの機械はどこの家でも同じようにトラブルのではないか。湯気や水が入り込みやすいのに掃除する方法がないからなあ。三菱の「大沸騰圧力IH」NJ-P10Bという量販店用の品番で、NJ-PE10というのと同型のようです。フツウの人は分解してはいけませんよ。