なぜマーラーを聴きながら様々な風景を思い出してしまうのか

先日、サントリーホール東京都交響楽団とインバルの演奏を聴いてきた。

マーラー交響曲第三番。もともとやたらに長い。前にCDで全集を聴いたときこれで全部だと思っていたら、実はもう一枚ありました。演奏会で聴くのははじめて。

編成がでかい。コントラバスが8本もいる。第1楽章の中盤から弦楽器の響きがどんどん良くなってきて、それからは尻上がりに素晴らしくなっていった。みんなよかったけどオーボエの音がとてもよかったなあ。

音楽を聴いていると風景が脳裏に浮かぶことがある。第6楽章で理由は分からないが夏の海辺の街の風景が浮かんできて、センチメンタルな映画を見ているような気持ちになった。不思議な気分。

実は童声の中に娘(小)が参加。お目当てはそれだったのだが堂々と歌っているのを観て、それも感激の一因。